ビロウヤシの成長速度 耐寒性
学名 | Livistona chinensis. |
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属名 | ビロウ属 |
原生地 | 日本 |
幹、茎の形状 | 8m~15mまで成長する。 |
葉の形状 | |
種、果実、花 | |
類似 | ビンロウ |
殖やし方 | 種から実生 |
ビロウ(Livistona chinensis.)は日本の暖地に自生する。
ビロウ属は東アジアからマレーシア、オーストラリア地域に30種
(オーストラリアビロウ、ジャワビロウ、メイジマビロウ 等)
程度ありその多くはビロウと同様に利用されている。
別の樹種であるビンロウと混同されて
ビロウと呼ばれるようになった、漢名は蒲葵。
ビロウヤシ 成長速度
ビロウは日本の暖地に自生するヤシ科の
高木で、 地植えすると最大で高さ20m程までに達する。
ビロウヤシは小さい間は成長速度は他のヤシと比較しても
それほど早くない、葉は出ても年間数枚程度といった所。
ある程度の大きさに成長していくと他のヤシと同様に
成長は速くなる。
ビロウヤシ 耐寒 性
ビロウ島、鹿児島県志布志湾内にある
周囲約4km、最高所の標高83mの小島。志布志町に属し志布志の沖合約5kmに位置する。中生代の砂岩からなる島全体がビロウに覆われている。
美女が鯨の姿になって消えていった伝説が残るらしい。
鹿児島市は冬の最低気温はおおよそ5度程度
下がっても一時的に0度付近ぐらいだろうか。
ビロウヤシもこのあたりの冬の寒さ0度付近の寒さには
十分耐えれるということは違いない。
ビロウヤシ 実
春ごろになると、葉腋(葉の付け根の部分。茎とのさかいめ)から
長さ1mくらいの円錐花序を出し、多数の黄緑色の小さい花をつける。
葉を漂白して扇、帽子を編み、材は丸太のまま床柱、ステッキつくり
などに利用されている。
与那国島では実をみそにつかい、新芽を野菜とする。
沖縄では3~4月頃に黄色い花が咲き
そこから実が取れるよう。
果実はだ円形で熟すと碧黒色の実になるようだ。
ビロウヤシ 沖縄
沖縄では御嶽(うたき)という聖所の奥にビロウが生えており
神の降臨する神木とされている。
天皇の即位式の前にみそぎ祓のためにこもる
百子帳(ひやくしちよう)という仮屋や笠にもビロウが使われている。
沖縄の奥武山公園に植えられていたビロウヤシ
沖縄に植えられていたビロウヤシ
ビロウの種類
オーストラリアビロウ
葉柄から葉にかけてやや下に垂れる。
ビロウ属のヤシ、オーストラリア、クイーンズランド州原産
樹高25mに成長する。単幹。
葉柄から葉にかけてやや下に垂れる性質をもつ。
オーストラリアビロウ写真
By: John Tann
メイジマビロウ
(Livistona chinensis var. boninensis.)
葉柄にトゲがない。原生地 小笠原諸島
ビロウ属のヤシ、樹高7~10mにまで成長。
オガサワラビロウの変種。
単幹で、葉柄にはトゲがない。
ジャワビロウ
(Livistona rotundifolia.)
ビロウ属のヤシ、樹高30mにまで成長する。
葉柄にはトゲがある。
単幹、雌雄同株。
流通量はややあり。専門的な観葉植物のショップであれば、ときにみかける。
ジャワビロウの写真
By: scott.zona
TAGS:ヤシ, 実, 沖縄
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