アボカド 栽培 実がなるまで

学名 Persea americana
属名 ワニナシ属
原生地 メキシコ
幹、茎の形状
葉の形状 葉は濃緑色で長方形、薄い。
種、果実、花 果実はよく売られ知られている。
類似 パキラ
殖やし方 種から実生

 

アボガド 地植えの画像 (1)

アボガドの木はクスノキ科ワニナシ属で原産地 アメリカ大陸、とくに
メキシコ、グアテマラ、西インド諸島あたりの気温が高い地域
葉は大きくなるとパキラなどによく似る。

 

アボカドの木 大きさ

 

 

アボカドの木は普通に温暖な地域で育てると高さ10メートル程になり。
自然界では20m程にまでも成長する
ような樹木です。

 

熱帯アメリカ原産のクスノキ科の常緑高木。熱帯各地で栽培される。樹高は10mに達し

出典 株式会社平凡社

 

 

原生などではそこそこ大型の樹木に
なるものですが
日本ではなかなか高さ10メートルぐらいの大きさにまでは成長しません。

 

 

 

アボカド 栽培 実がなるまで

 

アボガド ハスの画像

 

食品として売られているアボカドは
夏の時期などであれば食べたあとで簡単に発芽させることができます

観葉植物を育てたことのない初心者にも
おすすめです。

ほとんど実に注目がいくかも
しれませんが、少しパキラのような照り葉
をしているので観葉植物として見るのもそこそこです。
ただパキラに比べるとまっすぐに
長く成長するところがありますが。

 

 

アボガドの木 種の発芽方法

 

種からの発芽は何度も実際に行っていますが
特別難しい訳ではなく、スーパーの野菜売り場などで
普通に販売されているアボガドの種
(売られているのはハスという種類がほとんど)から発芽することができます。

 

 

アボガドのハスに関してwikiでは

「ハス」種は生産量では他の品種を圧倒しているが、皮が厚くごつごつし熟すと黒くなるその性格は1000種以上あるアボカドの中ではむしろ少数派である。寒さに弱いアボカドの中でも比較的寒さに弱い「ハス」種は日本での栽培には向かず

出典 – https://ja.wikipedia.org/

 

 

アボガドの木 種 植える時期

アボガド 地植えの画像 (3)

一番気を付ける点は発芽するには温度が25℃以上の温度が
欲しい所で、温度が低い場合発芽しません
秋ごろになるとほとんど発芽しなくなります。
冬でもなんらかの方法で温度をたもつことができれば
発芽することが可能。

 

適期は夏場の温度の高い時期
5月~7月頃
土の温度が25℃の時に土壌の雑菌がすくなくなり
根の発育がよくなるので、どの地域でもそれらに合わせる
ようにすると上手く発芽しやすいです。

 

 

アボガドの木 種の発芽手順

 

 

スーパーで売られているアボガドから実を取り出し
種を傷つけずに取り出す。

 

 

取り出した種を洗剤で残った実の部分を綺麗に洗い流す
この時に種が茶色くなるまで綺麗に洗い落とさないと
雑菌が増えて種を腐敗させる原因となります。
アボガド 実の画像
(アボガド 実の画像 種に実が残っている時は白い、茶色くなるまで洗う)

アボガドの種の上の部分、卵型の細くなってる方を
少し切り取ると、種から発芽しやすくなる

これは写真をみてもらうとわかりやすいと思います。

 

アボガドの種

アボガドが種から発芽している写真

少し細長くなっている部分を上にして用土に植え付けるか
少し水にひたし水耕栽培で根をだす。

 

アボガド種を発芽させるには土に植えて発芽させる方法と、水に半分種に
つけこんで発芽させる方法があり。

 

アボガドの種を土に植えて発芽する方法

これは簡単で水はけのいい土に
浅く植え込むだけ、土は乾かないようによく水をやる。
日当たりのいい場所に置くほうが発芽しやすい。

特に土はあまり選ばない、観葉植物用の
土であれば問題なし。

 

アボガドの種を 水耕栽培

種に爪楊枝を3本さして、種が水に
半分つかるようにコップなどに浸しておく。
面倒な場合そのまま種が水で半分ぐらいつかる
程度にしておいても問題なし。

水はできるだけ毎日かえるようにする。
そうでないと水が腐敗して種を腐らせる原因となる。

発根さえしていれば芽がでていない状態で冬を迎えても、問題なく芽がでて
成長する事が多い。冬の場合は水温を保ちやすい為、水耕栽培
が成功しやすい。

水耕栽培すると簡単に発芽するので、それを植え付けるだけで
観葉植物として育てることができます。

 

 

 

 

アボカド の 木 冬
アボガドは発芽すると冬の寒さもそれなりに
耐えてくれる、室内だと問題はない

本州の雪の積もらない地域であれば、路地植えも可能。

ハスという種類はマイナス数℃の寒さには耐える、ただし暖地の
戸外でも風あたりの
ほとんど無い場所でないと
葉が大部分が枯れ落ちる、幹ごと枯れる場合もあり。

ベーコンという種類なら-5℃にも耐えることが可能。
アボガドの木を室内で育ててみると冬の水やりの時期は、他の
熱帯植物などに比べると非常に判りやすい。

 

アボガドは土壌での水分が少なくなってくると、葉が
やや下に垂れてくるので
目視だけでも水を与える時期が判断できる。
アボガドの葉の画像
(画像は葉がはった状態 水不足になると葉が下に垂れる)

この時に水をしっかりと鉢底からあふれ出す程度に
水を与えると、次の日には
葉がピンと張ったように元気を取り戻す。

 

 

アボカドの木 何年

 

アボカドの木の実の収穫までに5年〜15年かかるようです。

 

海外などの温暖な地域では5年ほどで、花まで咲く
ぐらいには大きく成長します。

 

5年でアボカドができるならと考えるとすこし育ててみようか
と思うかもしれませんが残念ながら、沖縄以外の本州では
温室でもないかぎりアボカドの木を5年で実を
収穫するのは普通には出来ません。

 

アボガド 地植えの画像 (2)

(この写真は沖縄の冬のものですが、これを見る限り沖縄でも無理そうです)

アボカドの木は本州の雪が積もらないような暖地で
あれば外でも越冬は可能ですが
その間ほとんど成長しません。

 

気温が低い時期はそだたないので、そのぶんそこまで大きく成長しません。
更に冬にほとんどの葉が枯れたような
状態になるので、春先から新しく立ち上がるまでの
期間も成長が著しく低下します。

葉が茶色になったアボガド

(冬はこのようになってしまいます。)

 

気温が低い時期の成長がないようなものなので5年たっても、普通の
樹木に比べるとそこまで大きくならないです。

実際に地うえしているものを見ていますが
5年でもまだ実をつけるには少し物足りない幹の状態です。

 

10年程そだてると日本でも6~7メートル程にまで成長するようです。

 

 

 

アボガドの木 実の結実

アボガドの木 画像

アボガドの木はかなり大型に成長しないと花や実を付けない
よくスーパーで売られているアボガドはハスなので
売られているものの種を発芽したものは
日本での戸外での栽培にはそこまで向かない。

 

ちなみに果実は着果してからだいたい14ヶ月か
7ヶ月で熟すようです。

果実はグアテマラ系は14か月で熟し、他系は7か月。

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

果実のほうも、ものによっては1年以上となかなか時間がかかる。

 

 

小さい鉢植えの場合は難しい、20号以上の鉢植えで
冬でも暖かく管理できるぐらいの環境が必要。

 

アボガドの木の花の受粉には平均17,5℃が必要
受粉にはミツバチなどの昆虫が必要。

アボガド 花の画像
(アボガド 花の画像 開花させるには平均17,5℃が必要)

上の点から日本の一般家庭では戸外での
アボガドの木の実を成らせるのは難しい

 

 

さらに実を結実させるには下の
A、B両タイプの開花パターンの種類を混植させる必要があり。
これがさらに実の結実を難しくしている。

アボガドの木 開花パターン

Aタイプ ハス、デューク、メキシコーラ、ピンカートン
Bタイプ ベーコン、フェルテ

 

アボカドの木の実の収穫までに5年〜15年かかるうえ
さらにこのAタイプとBタイプを植えていないと
実が結実しません。

ハスは簡単に手に入るので、ベーコン、フェルテが
必要となります。

 

 

アボカド 水耕栽培 実 がなるか?

アボカドは土に植えても栽培できますが
種を簡単に水耕栽培することもできます。

洋画のredでもブルース・ウィリスが演じるフランクが
アボカドを栽培しているシーンがあります。
普通の鉢植えではなくバッチリと水耕栽培という所がポイントです。

引退した元CIAの腕利きスパイ、フランクという設定ですが
まあ、このアボカドを育ててるという設定がなんとも
印象に残ったかたも多いかもしれません。

 

アボカド 水耕栽培の手順は簡単で

アボガトの種を洗剤などでよく洗います。

爪楊枝でアボガトの種を3本以上刺す。

そして水にひたしておくだけでも発根して成長します。

定期的に水を変えると発根してきます。

ある程度水はそのままでも大丈夫ですが
長い期間おいておくとカビてくることもあるので注意が必要です。
(その為に種をよく洗う必要があり)

 

観葉植物として育てるのであればこれだけでも特に大丈夫です。

しかし一般的な家庭では以下のような理由で日本で
水耕栽培したとしても実がなるということは現実的にはないはずです。

  • アボガトの水耕栽培は冬に枯れやすい。
  • 水耕栽培では大きさが足りない。
  • アボガトの水耕栽培は冬に枯れやすい。

 

 

残念ながら日本では冬に気温が低くなりすぎるので
アボカドを水耕栽培しても実がなるということはないです。

日本ではアボカドを水耕栽培しても実を出すには
温室でないとなかなか厳しい。

日本で水耕栽培すると冬にかなり枯れやすくなります。

 

水耕栽培では大きさが足りない

そもそもアボカドは実をつけるのには
地植えしてかなりの大型の木にならないと
実がなりません。

少なくもよくある観葉植物の小さい水耕栽培のような
形では、全く大きさが足りないことで実がなりません。

しかもアボガトは実をつけるのに二種類の大型のものが
必要なのであまり現実的ではありません。

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