ニンニクの芽 毒は? 安全性は大丈夫?

 

発芽したニンニク

買ってきたニンニクを使わずに長期間置いておくと
ニンニクの鱗片から緑色の芽
伸びてきますね。
また、キッチンの食器置き場などのどこかに転がって
そのまま、ニンニクの芽が伸びているものを
見つけるかもしれません。

 

半額などに割引されているものであれば
もとから緑色の芽が少し出ているものまでも
売られていることがあります。

 

安売りされているものに限って、少しの期間置いている
だけですぐに芽が出てきます。
一体どれだけスーパーの売り場に放置されていたのか
気になる所ですが。

 

ニンニクの芽 毒はない

発芽しそうなニンニク

 

古いニンニクから出た芽に毒があるのか?
ということですが、はじめに結論を言ってしまうと
「発芽したニンニクに毒はない」ということが言えます。

 

 

実際に古いニンニクから芽がでたものを、そのまま
たべたり、プランターなどである程度まで
育ててから食べたこともあります。

 

特に毒というものを感じることもないですね、逆に芽を
育てたものであれば、ニンニク特有の味などが
まろやかになっている上、エキスが多く新鮮味

がある独特の食材になります。

 

 

あのニンニクの緑の芽とスーパーなどで市販
されている「ニンニクの芽」または「茎ニンニク」
などと
呼ばれることもあるものは異なるものです。

 

ニンニクの芽(茎ニンニク)と発芽したニンニクの違い

花茎のニンニクの芽

これは以前別の記事に書いたのでそのまま
引用しておきます。

 

 

ニンニクの芽というのは、古いニンニクなどを購入
してきたときに出てきた緑色の部分のものと思えるが
食品として売られるものは違っている。

 

食材として一般的に売られるものは、ニンニクが花を付けるために花茎
呼ばれる部分が伸びる、花がつくと栄養をとってしまい、ニンニクの
球根の成長を遅れさせるので、これを摘果してものが食材として
「ニンニクの芽」
で売られる。
ニンニクのつぼみ
(つぼみの下の茎の部分が「ニンニクの芽」の正体)

食材としてニンニクの芽は、花茎の蕾の
部分を切り落として茎だけを売られることがほとんど。

 

 

ニンニクの芽に毒があると思われている?

 

なぜニンニクの芽に毒があると思われているのか?

 

おそらく、野菜の芽に毒があるという思い込みが
あるからではないでしょうか。
よく知られるもので、じゃがいもの芽に毒があるので
ニンニクの芽も毒がある
と思われているのかもしれません。

 

じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンという
神経毒の成分があり、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、めまいなどの
症状がでることもあるようです。

 

たしかにこんな症状が出るのであれば、気を付ける
ことにこしたことはないですね、しかしご安心を
ニンニクの芽にはそのような成分は含まれていません。
ちなみに、ニンニクと近い種類の野菜たまねぎの芽にも
同じく毒がないです。

 

もうひとつのニンニクの芽に毒があると思われている理由
芽の防止剤というもの、これが毒があるとされていました。
しかし、ある程度昔使われていたが、現在は使用されて
いない
という事になっています。

 

ニンニクの芽に毒はないですが、芽は過熱すると
ニンニクの鱗片に比べて焦げやすいので炒めものの料理に
使うときは取り除いて使うほうがいいでしょう。
面倒でしたらそのままでも問題はないです。

 

実際に芽がでたものでも食べられていますし
ニンニクの芽が出たものは栽培されて、普通に
販売されています。

 

ニンニクの芽が出ているものが販売されている

 

ニンニクの芽がでたものは、
「発芽にんにく」や「スプラウトにんにく」
の商品として販売されているものもあります。

 

 

「発芽にんにく」や「スプラウトにんにく」
で検索してみれば、実際に販売している所が
出てくると思います。

(ニンニクの芽の毒 に関する記事なので直接
名前を書いたりするのはあれなので)

 

 

発芽にんにくやスプラウトにんにく
はニンニクを水生栽培したもので鱗片から
芽と根がでたものでニンニクだけでなく、芽や根も
まるごと食べれる
というのが特徴。

 

栽培方法などもことなり、通常のにんにくよりも
かなり高い栄養分が含まれるものもある
ようです。

 

発芽にんにくとして販売されている
ものは、ニンニクの種類は異なるかもしれませんが
発芽したニンニクであるという事は変わりないです。

 

いろいろと理由を述べてきましたが、ニンニクから発芽した芽は
いろいろな方に問題なく食べられています。

 

 

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