パキラの挿し木 成長速度は?
学名 | Pachira. |
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属名 | パキラ属 |
原生地 | メキシコ |
幹、茎の形状 | 幹が高さ5~20mまで成長する、幹の表面は灰色。幹の基部が少しトックリ状に下に向かって太くなる |
葉の形状 | 緑で長披針形の小葉は長さ 10~30cm。葉がマンゴーに良く似、葉脈が異なる。パキラのほうが葉脈が細かい。 |
種、果実、花 | 花は長さ 10cm程度のおしべが 200~250本 |
類似 | |
殖やし方 | 挿し木 |
パキラ(Pachira.)は、パンヤ科、パキラ属の常緑高木の植物。
幹の基部が少しトックリ状に下に向かって太くなる。
園芸店でも見かける、観葉植物として人気があり、流通量は高い。
一般的には、パキラ・アクアティカが観葉植物として主に販売されている。
パキラの特筆したい特徴は、淡水の中で根が何ヶ月も耐えられるという事。
この特徴からハイドロカルチャーにも向いている観葉植物だといえる。
原生はメキシコからブラジルの熱帯で、川岸の水辺に生えている。
雨季になると水につかっていなかった部分も水につかり、その状態が何ヶ月も続く。
マングローブ植物などを除いた普通の観葉植物であれば、水に
つかり続けると根ぐされを起こし枯れるが、パキラは
何ヶ月水につかり続けても根ぐされを起こさないようだ、よく見かける
観葉植物だが以外な一面がある。
この特徴は果実にもよく現れている。
果実はラグビーボールを半分くらいにした楕円形で色は薄茶色。
その果実が水上に落ちると、浮かぶのでそのまま流され漂流した
所で芽を出して育っていく、果実も水に落ちてしまい
腐らないような構造になっている。
パキラの形状は、幹が高さ5~20mまで成長する、幹の表面は灰色。
緑で長披針形の小葉は長さ 10~30cmになる。
花は長さ 10cm程度のおしべが 200~250本房状に出る。
この花はギンネムに似ている。
パキラを増やすのは主に挿し木で行う、パキラミルキーウェイなどの
斑入り種は接ぎ木で増やされている
ものがあるので穂木を採るときは
接ぎ木されている上の部分を利用する。
何ヶ月も水に耐えれる性質からか、水差し(枝を水につけておく)しても
発根してくる。
水は出来るだけ毎日変えると、枝の切断面が
カビになりづらい。
パキラ 挿し木は編み込みされたものでも
通常のパキラと同様に問題なく挿し木が付きます。
編み込みはややねじ曲がっていて通常のものを使うに比べて
用土に挿し木をしにくいですが特に以下に書くような
挿し木のやり方で編み込みのパキラも
増やすことができます。
パキラ 挿し木 土
パキラの挿し木用の土には
用土はどれも未使用の
- 「ピートモス」
- 「バーミキュライト」
- 「鹿沼土」
- 「パーライト」
を同量づつ混合したものがおすすめ。
バーミキュライト
パーライト
は人口土で保水性、排水性、通気性よい。
これらを混合することによって
用土の雑菌が抑えられ。
パキラの挿し木の切り口に菌の混入が防がれる。
パキラ 挿し木 鹿沼 土
鹿沼土は栃木県鹿沼地方の弱酸性の軽い土。
保水性、通気性がよい、水がかわくと白い色になる。
見た目がやや綺麗。
パキラ 挿し木には一般的に通気性と排水性のよい鹿沼土だけを
使用しても問題ありません。
使うのであれば小粒のものがおすすめです。
パキラ 実生と挿し木 違い
(実生のものは頂点に切り口がない)
実生 挿し木 違いは
- パキラ 実生は種を発芽させて一からそだてる事。
- 挿し木 はもとからある枝などを切断し利用して
増やしていくことです。
パキラ 挿し木 幹 切断
パキラは幹を切断しても増やすことができます。
枝と幹をすべて切断することを
切り戻しと言われています。
頂点がカットされたような形になるので
見た目で好みが分かれるのではないでしょうか。
挿し木として利用する枝は
葉がないものでも問題ないです。
パキラ 挿し木 時期
冬には著しく成長が止まるので、挿し木も
発根しないので気温が低い時期は行わない。
挿し木も成長する時期に行うのが理想的です。
時期は梅雨期に入る少し前から始めると挿し木が簡単に
つきやすい。
雨が降ることによって湿度が保たれやすい。
この時期は用土が25℃前後にたもたれやすい。
発根能力は25℃まで高まり、25℃以上の温度
になると低下していく。
病菌は30~35℃まで増殖率が高まる。
パキラの挿し木を切る場所
パキラの幹か枝の用土に近い新しい部分の枝(穂木)を採取する。
剪定する場合はすべて使う。
緑色の枝の部分も発根しやすいですが、養分が
すくないので発根あとにも
枯れやすいという所があります。
この緑色の部分は茶色い部分に比べると
比較的カビになりづらい特徴があります
水差しや密閉刺しなどはこの部分を使うことに
よってカビで枯らしづらいです。
パキラ 挿し木の手順
パキラの枝2~3節(15cm程度)、葉が3~4枚程度残る、ようにして穂木を剪定バサミで切り分ける。
(剪定バサミの雑菌は取り除いておく)
用土に挿す部分の葉は切り落とす。
葉を1/3程度に切る。葉が大きいものはかなり小さくしたほうが良い。
(挿し木が成功するまでにほとんどの枯れ落ちる)
乾燥を防止するために発根に問題ない程度に葉をカットする。
刃物でパキラの枝の切り口を斜めにカットして、とがった
先端を少しだけ切る。
枝の切り口にメネデールやルートンの発根剤を使う。
その後に無菌の用土に挿す。
鉢やプランターの場合、端の部分に挿すと挿し木が
付きやすくなります。
挿し木の置き場所
パキラを挿し木したものの置き場は
風当りのない
日陰の場所
どちらも水分の蒸発を防ぐためです。
水回りに近いほうが便利です。
挿し木への水やり
水は挿し穂が垂れてきた時か
用土が乾いてきた時など。
あまりにも水をやりすぎると酸素を取り込めなく
なり発根を阻害する。
乾燥を防止するために十分な潅水を行う。
この際に挿し木したものを動かさないようにするために
じょうろなどで上から水を掛けず。
用土付近からゆっくりと少しづつ水を流し
込むようにする。
パキラ 挿し木 成長
その他 挿し木後の成長について。
夏場の地熱が25℃以上の場合約2~3ヶ月程度で発根して
挿し木が成功する。
挿し木 その後 大きく ならない
パキラ 挿し木の経過でその後に
大きくならないということがあります。
挿し木から根が出ないと成長はしません。
枝の先端部分をそのまま挿すと、根が出ない
状態でも新芽
が一時的に成長し続けるてから止まることがあります。
根がでていないと挿し木は失敗です。
挿し木の根が出 ない
穂木の状態や周りの気温によってはかなり根が
でるまでに期間がかかることもあります。
約半年~1年ぐらい。
挿し木への肥料
挿し木 から根がでるまでは穂木の養分だけで
成長を行うので肥料は不要となります。
ある程度根が出てきたところで
液肥などを与え。
十分に根が出た後に肥料を与えます。
パキラ ダイソー(100均)
このように種からすぐに発芽したような実生苗が
売られている。
発芽したてのものは見た目は成長した普通の葉とは異なるよう。
1つに数株入っていました。
どうやら挿し木したタイプのパキラ、もとから普通の
葉の形のようなものも
売っていますこちらのほうが上のものに
比べて大きいので成長は早い。
ただ挿し木なので見た目が切り戻ししたような
感じになっていますが。
ダイソー パキラ 育て 方
成長期はポットだとすぐに根詰まりを起こすので
購入後、水をやった数日後に必ず植え替えを行う。
冬の育て方は日光の当たる場所で管理する、日光があまりあたらないと
葉が先端から枯れて落ちやすい。
部分的に葉が枯れても、枯れた部分のみを剪定する。
湿度を保つ、霧吹きで葉水する、エアコンの風には当てない。
冬はほとんど成長が止まるので肥料は行わない。
ハダニ、カイガラムシの害虫を防ぐには、葉裏に中心に霧吹きで葉水する。
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