ツピタンサスの剪定
学名 | Tupidanthus calyptratus. |
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属名 | シェフレラ属 |
原生地 | インド |
幹、茎の形状 | 大きく育つとやや横向きに成長する。 |
葉の形状 | やや厚みのある葉は光沢がある緑色。 |
種、果実、花 | |
類似 | |
殖やし方 | 挿し木 |
ツピタンサス(Tupidanthus calyptratus.)は
ウコギ科シェフレラ属の常緑中低木。
インド北部からマレー半島にカリプトラツス、1種のみが分布。
葉は掌状葉で小葉は楕円形。やや厚みのある葉は光沢がある緑色。
ツピタンサス 英語
英名 Tupidanthus calyptratus
英語の発音的にはチュピタンサスがあっているように思えるが
日本では一般的に「チュピタンサス」ではなく
「ツピタンサス」と呼ばれて流通している。
また「ツピダンサス」としても売られることもあり。
たまに「チュピタンサス」でも売られる
こともある。
ツピタンサス 花言葉
花言葉の前に、まずは花の実物をみていくことに
しかし日本ではツピタンサスはなかなか花を咲かせなく。
英語圏で「tupidanthus calyptratus flower」
などと調べてもあまりまともな画像はでてこない。
おそらく他のウコギ科の植物もかなりまざって検索に出てくる。
どうやらツピタンサスの花というのはウゴキ科でよくありがちな
シモツケソウにやや似ているような白い花を咲かせるようだ。
下はヤツデの花の写真。
これに似たような感じのものがツピタンサスの花
になる。ツピタンサスの花言葉はというと「幸福」というのが
一般的なようだ。
これはほとんど出典はなく、どこから出てきたのかはわからない
(ウコギ科の植物の花言葉が使われているのかもしれない)
のでシートンが定義してみた花言葉のものと比較してみる。
ツピタンサスの花色は白~やや黄色といった所。
花の色の白は「純粋さ」、「無邪気さ」、「一途さ」を表す。
純粋、無邪気、言い換えると、下手に嫌なものの知識が
ない状態のもののことを言えるかもかもしれない。
ツピタンサスの花言葉にある「幸福」というのは人の定義に
よってさまざまだと思うが一般的な人の感覚からたとえてみても
「純粋さ」、「無邪気さ」、「一途さ」というものは「幸福」の中に
含まれていることは多いはず。
ツピタンサスの花言葉が「幸福」というのも出典は
わからないが、シートンの花言葉に照らし合わせて
みてもかね合っているように思える。
ツピタンサス 似てる植物
ツピタンサスは幹は幼木の場合は直立するが、大きく育つと
やや横向きに成長する。
大型ものはかなり枝わかれして成長する。
この性質は(シェフレラ ホンコンカポック)にもよく見受けられる。
似ているブラッサイヤは寒さには弱いので注意が必要。
混ざって売られている可能性もかなり高そうだ。
写真のように大きくなれば、わかりやすいかもしれないが
小さいときはさらに似ている所がある。
(ブラッサイヤの葉)
ツピタンサス シェフレラ 違い
上はシェフレラの画像、画像でみればわかるが
葉の形、ツピタンサスは小さいものは葉の先端がとがっている。
シェフレラは楕円形。
葉が異なるのですぐにわかるかと思う。
ツピタンサスの種類
ツピダンサス カリプトラツス
本種、ツピタンサスというと一般的にこの品種をさす。
ツピタンサス ヴェリエガツム
園芸品種、ツピタンサスの斑入り。
ツピダンサス ゴールデン キング
黄色い斑入り種、ややまだら模様斑が入る。
ツピタンサス 成長速度
全体的にみるとツピタンサス 成長 速度
はそこそこ早い、夏の成長期にはかなり成長するが
寒い気温ではあまり成長しない。
室内で育てている場合は、そこまで成長速度は
きになるという事はないはず。
根の成長はかなり早いと思う。
ツピタンサスの新芽
新芽は写真のように葉柄の根本の部分から伸びてくる。
寒さなどに当てているとやや赤くなる
ところがあり。
ツピタンサス 増やし 方
増やし方は挿し木、取り木で殖やす事が可能。
梅雨期を選ぶと湿度が保たれるので発根させやすい。
ツピダンサス 挿し木
日本の沖縄以外でおこなうのは、穂木が大量にとれないことも
ありやや難しい。
同じウコギ科のシェフレラ ホンコンカポックであれば
簡単につくが。
ツピタンサスはそこまで簡単に挿し木が
つくという訳ではないので、そこそこ穂木となる枝が
必要となる。
難易度でいえばヤツデと同じぐらいといった所。
普通に取り木で増やすのがおすすめできる。
ツピタンサス 曲げ 方
曲げ方はそれほど難しくないので
見た目少し変わったように育てたい方は試してみても
いいかもしれない。
やや硬めの曲がった支柱などで(蘭用のものが売られている)
曲げたい部分をそのままひもなどで
結び付けてまげていくと曲げることができる。
針金でもできるが割と食い込み、枝を傷つけるのでそこまで
おすすめはできない。
まだ新しいやや緑色の枝の部分を
行うのが好ましい。
木質化したような部分はかなり固くなるので
ある程度成長したようなもので固いものは難しい。
ツピタンサス 剪定
ツピタンサスはやや剪定がしづらい、一度落ちた
葉柄の部分から新しい葉がでてくることは少ない。
夏場などで全部落として切り戻ししても可能。
できるだけ一部の葉を残して中心の幹の部分をカットする。
特に暗い室内などで育てて徒長した場合
剪定したくなると思う。
ツピタンサス 切り 戻し
成長期の夏場であれば、大胆に幹の下の方まで切り戻して
すべての葉をうしなっても、新しい葉が
でてくるが、成長するのにはかなりの時間を要する。
夏場の戸外で育てないと新しい葉は出てこない
可能性は高い。
ツピタンサスの育て方
夏の育て方
レース越のカーテンの日光があたる場所で育てる。
5月~6月は土が乾いたら水を与え、7月~9月は毎日水を与える。
室内で育てる場合もときに外で日光に当てると良い成長のしかたをする。
この時期が 植え替えの適季、ツピタンサスは大きくなると
やや横向きに成長するのでこの時期に切り替えして仕立て直す。
根づまりを感じ始めたら一回り大きい鉢に植え替える。
ツピタンサスはあまり用土は選ばないが、赤玉土などの水はけの良い土を
用土に混ぜるようにする。
葉 焼け
葉焼けになりやすい植物であればよくある事で
冬に室内で育てていたものを急に
野外に出して直射日光を当て続けると葉 焼けになる
ことがほとんど。
枯れることはないが、葉 焼けになり見た目が
いまいちになるので、少しずつ半日陰などから
日にあてていくようして育ててる。
冬の育て方
できるだけガラス越しの日光があたる場所で育てる。
土は乾燥気味で大きい鉢であれば1ヶ月に一度水を与えるぐらいで良い。
路地上の場合もあまり用土が湿った状態が続かないように水を与える。
耐寒性は強い。成木の場合-0℃を少し下回る程度の地域で
あれば路地植え可能。
冬季のかなりの強風にさらされても葉は枯れない。
ツピタンサス 屋外
ツピタンサスはかなり耐寒性があるので野外越冬は可能。
割と風当りの強い場所でも野外で
育てることができる。
健康状態が良好であれば
すくなくとも0℃前後までは耐えれることが
まず出来る。
ただ冬にいままで室内で育ててていたのに急に外に
出すのは不可。
野外で育てる場合は秋ごろから外にだしたままにする。
ツピタンサスの植え替え
熱帯地域で育っているようなツピタンサスをみれば
わかるがかなり大型になる種類の植物。
ツピタンサスは根をはるのが割と早いので
植え替えは2~3年に一度する必要がある、
そのまま放置していると、根が鉢を多いつくして
根腐れになる可能性があり。
植え替えは一回り大きい鉢に行う。
ツピタンサス 根腐れ対処
上に書いたようにツピタンサスは根の成長が早いので
定期的に植え替えで根腐れ対処できる。
底に鉢底石を少し多くいれこみ、赤玉土や鹿沼土は振るいを
掛けていれる。
植え込んだ後は用土から濁りが出なくなるまで
水で流す。
ツピタンサスの肥料
肥料の与えは 5月~10月、2ヶ月に一度、暖効性の
化成肥料を用土へと施す。
冬に室内にいれる場合には、化成肥料は取り除いて
おいたほうがいい。
ものによってはカビの原因ともなる。
ツピタンサス 枯れる原因
ツピタンサスは夏季と冬季で枯れる原因がことなることが多い。
日照不足で枯れる場合はまず徒長してから枯れる。
夏季に枯れる原因は主に
- 水不足
- 害虫 カイガラムシがつく可能性
- エアコンをかけた部屋に置く
- エアコン、扇風機の風を直接当て続ける
- 成長による根づまり、根腐れ(水が鉢から流れでづらい)
冬季に枯れる原因は主に
- 水不足
- 温度不足
- 湿度不足
- 暖房の風を直接当て続ける
思いあたる事があるのであれば、すぐに対処できることが多いので
早めに対応してやるのが良い。
特に根の成長は早いので、夏季の成長による根づまりは起こりやすい。
一回り大きい鉢に植え替えで対応する。
ツピタンサス 虫
ツピタンサスの害虫は5月~9月 カイガラムシがつく
可能性がある。(順調に成長しているのに急に枯れだす)
主に他の植物を購入したときにもらうことも多いので
新たに購入した際にはカイガラムシがいないか
よく見ておいたほうがいい。
カイガラムシは手で取り除いても駆除することが
可能なので定期的につぶして駆除してもいいかと。
ツピタンサス 病気
病気はうどんこ病とすす病などに
かかることがある。
6月ごろの梅雨期、菌が増えやすい所に
おいているとかかりやすい。
病気にかかっている葉などを取り除いてからうどんこ病用のものを
散布して対処する。
どちらも細菌にものによるものなので、他の植物
移さないように手で取り除いた後で触らないようにする。
ツピタンサス 白い 粉
ツピタンサス 白い 粉をかぶったようになった
場合は「うどんこ病」の可能性あり。
ツピタンサス 葉が黒く なる
ツピタンサス 葉が黒くなる原因は主に根腐れで
枯れる。
そして、「すす病」の可能性もあり。
一部 葉が黒くなると早めに対処して
おいたほうがいい。
TAGS:剪定, 枯れる, 育て方, 花言葉
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