アロニア 地植え 育て方
アロニア(Aronia.)はバラ科のアロニア属の落葉低木で北アメリカ原産。
耐寒性は非常に強く-30℃以下の環境にも耐えれる事ができる果樹で、岩手県盛岡市の雪が積もる地域の農家の方も育てている方がいるようだ。
積雪にも耐えれる果樹なので寒い積雪地方にお住まいの方にはオススメ。
耐陰性もあり日のあまり当たらない日陰でも栽培は可能。
花はナシに似た白いかわいらしい花で、秋には紅葉も楽しめる。
アロニアの果実は秋に熟す、渋みがありそのままの状態で果実を生食することはむずかしいが
すこし手を加えるだけで美味しく果実の旨みをいただく事ができる。
ジャムと果実酒が簡単でオススメ、ジャムの作り方はアロニアを洗い、水を切ったものを
鍋で煮詰める、果汁がでてきた所に基本は果実と同じ量のグラニュー糖(砂糖でも良い)
を入れて8分近く中火で煮詰めるだけ、この間にでてきたアクはこまめに取り除く。
果実酒の作りかたは、ホワイトリカー、砂糖を漬け込こみ、1ヶ月寝かせるだけで出来る。
果実は果皮の厚さがあるので、日持ちもよく収穫後も何日も保存ができる。
アロニア 効能
果実に含まれているアントシアニンはブルベリーのおおよそ2倍程あるようだ。
果実にアントシアニンを求めている方はアロニアは比較対照になるのではないだろうか。
ブルーベリーと比較するとアロニアの良さは用土をあまり選ばない点とアントシアニンの含有量になる。
他に多くアントシアニンを含む植物ではビルベリーがある。
ビルベリーはブルベリーに比べるとアントシアニンを4~5倍も含まれているが
一本の苗から採れる果実の数がすくなく、酸味がやや強い。
まとめると以下のようになる。
- ブルベリー:味 美味しいものが多い 果実の量 多い品種がある アントシアニン:標準
- アロニア:味 渋みあり 果実の量 多い アントシアニン:ブルベリーの2倍
- ビルべリー:味 酸味がやや強い 果実の量 少ない アントシアニン:ブルベリーの4~5倍
アロニアの種類
- アロニア・メラノカルパ(黒色の果実)
- アロニア・アルブティフォリア(赤色の果実)西洋カマツカの名で呼ばれる。
- アロニア・プルニフォリア(紫色の果実)アロニア・メラノカルパとアロニア・アルブティフォリアの交配種
アロニア 地植え
11月~3月植え替えの適季、積雪地方の冬場非常に冷え込む地域は3月頃に植えつける。
アロニアは耐寒性は非常に強いが、高温には弱い面があるので高温乾燥する場所はさけ、風通しの
よい場所を選ぶ。植えつける場所を深めに掘り腐葉土と有機質肥料をまぜてアロニアを植えつける。
アロニアの育て方
剪定
12月~3月の間に行う、開心自然形に近づけるように剪定する。
アロニアは枝が細く果実の重みでしなり、枝や果実を痛める可能性が
あるので、外側に枝があまり広がらないように剪定する。
アロニアの人工授粉
花は5月~6月頃に咲く、人工授粉せずにもほとんど結実するので
人工授粉する必要はない。9月~10月頃に果実が熟れるので、収穫を行う。
肥料の与え方
12月~1月の間に有機質肥料を1度与える。
病害虫
ウドンコ病、シンクイムシ、アブラムシ、コガネムシ。
害虫への対策は、風通しのよい環境にして虫を付きづらくする。
殖やし方
5月~8月の間、挿し木で行う。
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