イチジクにつく害虫
イチジクは乳液などに、フロクマリンという成分をもつので
害虫にも比較的強い植物です。
フロクマリン【furocoumarin】
さまざまな植物に含まれる有機化合物の一。多く毒性があり、昆虫などに対する防御物質と考えられる。
出典 – デジタル大辞泉
しかし、どうしてもつきやすい害虫が
いますのでそれら害虫と駆除する
対処方法を紹介しておきます。
イチジク カミキリムシ
普通に日当たりの良い場所で育てているとそこまで
害虫はつくことはないですが大量に栽培などしていると、どうしても虫はつきます。
カミキリムシの成虫はは5月から9月に
よく発生します。
特にカミキリムシ類は枝が込み合ってくるとよくつき
幹や枝の中を切り込んでいき、中にはいりこみ卵をうみつけます。
イチジクは乳液があるので細かい虫には
やや強いですがカミキリムシのようなサイズになると厳しいです。
カミキリムシはイチジクにとっては枯れるような
致命的なダメージによくつながるので
確実に駆除しておいたほうがいい害虫のひとつです。
イチジクでない樹木でもよく農家のひとは
カミキリムシをみつけるとよく
即座に補殺している所をみたことがあります。
枯れることによく繋がりやすい害虫なので
カミキリムシには注意が必要です。
イチジクにつく幼虫
カミキリムシの幼虫
上にも紹介しましたが、幼虫の多くの場合は
カミキリムシの幼虫のことが多いです。
成虫が枝や幹の卵をうみつける。
それが孵化して幼虫になり、木の中を食い荒らしていちじくを弱らせることになります。成虫がイチジクの幹に穴をあけている
のを見かけたらすぐに駆除しておいた
ほうがいいです。
カミキリムシの幼虫というのは
ローマ時代ではご馳走であったようで
これは富裕層の食物として食べられていた
ようです。
とくにオークの木(シラカシなど)につくものがよいようです。
コガネムシの幼虫
コガネムシの幼虫の見た目はカブトムシの幼虫みたいな感じです。
地植えなどにしているものでは
そこまでみつからないと思います。
こちらは鉢物ではよくみつけることも
多いはずです。
コガネムシの幼虫冬場などに根を食い荒らして
損傷を与えることもあり厄介です
下手をすると根腐れになることもあり。
秋ごろにコガネムシの成虫が用土に
潜って卵を産み付けます。
見つけたら処置しておいたほうがいいです。
ドライイチジクと幼虫
(たしかに少しだけですが)
実際の幼虫とはあまり関係ありませんが
ドライイチジクはコガネムシの幼虫
に少しにています。
栄養素は多いのですが。
女性の方はとくに無理といっている方が
多いように見受けられます。
それと海外産のイチジクは虫が媒介して受粉する
ものもおおく、イチジクコバチの幼虫なとが
入っていることもあるとかの報告もよくあります。
イチジクにつく毛虫
イチジクヒトリモドキ
成虫は蛾の一種でイチジクにはつく毛虫でよく群生します。
イチジクに大量発生する害虫といったら
多くはこの毛虫。
イチジクの葉が毛羽だったようにひきちぎれたり
したものがあるとついている可能性あり。
イチジクは乳液で保護されているので
あまり虫のようなものは直接つきづらい
てすが、イチジクヒトリモドキ
は葉などをかなり食い荒らします。
昼間は葉裏に潜むことが多く、数が
多くなってくると、葉の表にも現れてきます。
葉が少なくなってくると
実のなかにも入りこむことも、あるよう
なので注意が必要です。
イチジクヒトリモドキの対処法
アディオン乳剤を
3000倍にうすめて散布。
収穫前日まで 2回以内を行う。
イチジク その他 害虫
アザミウマ類
果実内部に侵入する害虫。
対処法
防虫ネットで覆う。
また
スピノサド水和剤
ペルメトリン乳剤
トラロメトリン水和剤
などをアザミウマが発生したあとに
2回散布します。
コナカイガラ ムシ類
葉によくうつる、コナカイガラの
排泄物にはすす病が発生する。
対処法は
セタミプリド水溶剤
ビプロフェジン水和剤
などをを散布します。
ネコブ センチュウ類
根が無数にコブ状になる
対処法
ホスチアゼート粒剤
を散布します。
ハダニ類
主に葉の裏につく。
多くなると果実にもうつってくる。
対処法
ビフェナゼート水和剤
シフルメトフェン水和剤
エトキサゾール水和剤
ヘキシチアゾクス水和剤
などの散布。
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