ガジュマルを水中で育てる

 

ガジュマル 葉と幹

 

 

ガジュマルは沖縄でよく見かける
植物のひとつです。
かなり大きくなるということもあり
場所によってはシンボル的な使い方を
されていることも多く印象にのこっている
方も多いのではないでしょうか。

 

旅行などに一度いったひとなどは
綺麗な沖縄のイメージも思い
おこさせてくれるので好きな方もいるの
ではないでしょうか。

街路樹や海の近くにも植えられている
ことも多いですね。
(海の近くといえばタコノキのほうが多いというイメージですが)

 

冬に赤い実ができるのですが、これが
コウモリが好みなようで
大型のガジュマルの近くには
よく飛んでることも多いです。

ガジュマルはよく土に植えられて
売られていますが、表題のように
水中で育てることもできる
植物の一種です。

 

ガジュマルを水中で育ててみたい
というような人もいるかと思いますので
ガジュマルを水中で育ててみた
ときの所感を紹介しておきます。

 

ガジュマル テラリウム

ガジュマルを水中で育てるといった
場合には主にアクアテラリウムで
使うことが多いです。

水槽のなかに水をいれて水生生物などと
一緒にそだてるようなようなこと

 

アクアテラリウムでは水陸で様々な植物が育てられる。一般的な多くの園芸植物では、水分過多から来る根腐れ、光量不足(蛍光灯では多くの陸生植物にとって暗すぎる)などのトラブルが起こりやすいため、水に強い植物もしくは水陸両用の植物、耐陰性の強い植物が選択され、使用される。

出典 – https://ja.wikipedia.org/

 

アクアテラリウムでは水草のカーペット
のリシアやアヌビアス・ナナなどが
使われることが多いですが
ガジュマルはそれらよりも安くて
強い
のであまり水草を育てる自信が
ない方にもおすすめです。

 

ガジュマルのにょきにょきとしたニンジンのような
支柱根が水の中につかり、地上部分の葉の部分が
でている姿などはマングローブのミニチュアなどを見ているようです。

 

ある程度の大きさのものなどでは
支柱根が水生生物の隠れ家になるので
ストレスから守ってくれます。
(ゴミなどが溜まりやすいのが少し難点ですが)

 

小さいガジュマルであれば、色々と
レイアウトしやすい所があるので使いやすいです。
あと水草のように水性生物に食べられることもないので
気軽に植えることができるのもよいかと。

 

 

ガジュマル マングローブ

ガジュマルはなぜ水中でも育てることが可能なのか、そんなことが
気になった方も多いしれませんので
こちらも簡単に紹介しておきます。

 

ガジュマルは沖縄などではマングローブ
として自生している植物の一種です。

 

マングローブとは入江、河口などの泥地
に自生するような常緑樹の総称です。

〘名〙 (mangrove) 熱帯および一部の亜熱帯の入江や河口などの泥地に生じる常緑樹の総称。ヒルギ科・クマツヅラ科・シクンシ科などの植物からなり、塩分を多量に含み、従って浸透圧が高い。また、著しく支根や気根を出して広がり、胎生種子のものがある。

出典 精選版 日本国語大辞典

 

熟したオヒルギの種

 

上にも記載されているヒルギ科も
よくマングローブとして扱われます。
沖縄ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギなどが有名で、色々な場所に
自生しています。

 

通常の植物であれば根がずっと水浸しに
なった状態であると根がそこから枯れることになります。

長期間水浸しになると、根は窒息状態になります。 これが長く続くと「根腐れ」になり、根が傷んで黒ずみ、枯死します。根の窒息を防ぐためには、空気を保持し、空気が通り抜ける空間が必要なのです。

出典 園芸のコツ p8

 

しかし上に記載されたようなマングローブ植物であれば、このような
条件に該当しないので水中で育てることができます。

 

ガジュマルを水中で育てるときは水温が大切です。
常温ですと水の中では冬の期間はパタッと成長がとまります。
気温が高くなるまで給水しづらく
葉が垂れたようになりやすいです。

そのため冬はハイドロカルチャーなどは
おすすめできません。

熱帯魚などのヒーターで一定の
温度をたもっているもののほうがアクアテラリウムはおすすめです。

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