パキラ 蜜と樹液
観葉植物パキラから樹液のようなネバネバ
としたものがでてきている。
少し大きめのパキラを購入すると
夏場によくありがちです。
樹液といえば北海道蘭越町では、4月ごろにのシラカバ樹液を
採取して化粧品などに使われている。
どうやらシラカバ樹液の保湿力が
化粧品としても有用なようです。
またシラカバ以外の植物も、
有名なウルシの樹皮から採取した乳液は漆の原料。
パラゴムノキの乳液は弾性ゴムの原料。
ノリウツギを製紙糊。
面白い所では松ヤニからビールなども作るとこができる。
樹液といえど、使い方によっては製品などの価値の
あるものにもできますが、一体植物のあの樹液というものは
どのようにしてててくるのか。
日本大百科全書にはこう記されています。
植物の樹皮を傷つけたとき、そこからしみ出してくる液体をいう。樹液には、維管束に含まれる物質のほかに、特殊な分泌組織から分泌される樹脂、乳液などがある。分泌組織から滲出(しんしゅつ)する樹液は、植物が損傷を受けた部分の補修をする働きをもつといわれている。
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
植物が傷ついたときに、損傷を受けた部分の補修を行うためのもの
よく樹木から樹液がでる時期のことを考えてみると、虫が動き出すような
季節であることも多いです。
ちなみに樹木は損傷を受けたところに
カルスを発生させて修復を行う。
挿し木ではわりと重要な役割をもちます。
一般的に育てているパキラから出ているほとんどのものは
樹液ではなく蜜ということがほとんどです。
パキラ 蜜
パキラは花外蜜腺というものをもっている
ので、大型になると蜜をだすよう。
Pachira aquatica (pachira nut)
2019/12/11 … Pachira aquatica is a tree of seasonally inundated plains of Central … and produce copious amounts of nectar with a high sucrose content …
出典 –https://www.cabi.org/isc/datasheet/39234
2019/12/11 … Pachira aquaticaは、中央部の季節的に水浸しになる平野の木です…そして高い糖分含有の大量の蜜を生産します…
パキラ 蜜とネバネバ
この花外蜜腺というものは、葉柄などについている蜜腺
ここからでる蜜で蟻などを寄せる。
桜や桃などにも、葉の付けねにこの花外蜜腺というものがついていて
花のシーズンだけでなくとも蟻を寄せて昆虫からの食害を守る。
桜の花外蜜腺は見た目とてもわかりやすい。
桜は花のシーズン以外にもよく根本に蟻をみかけると思った
ひとも多いのではないでしょうか。
これも花外蜜腺の役割というわけだったのです。
パキラも花外蜜腺からのネバネバの蜜が
でているときはかなり蟻を寄せやすいです。
この蜜がでているときは外にはあまり出さないほうがいいです。
パキラの樹液 |
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植物の傷ついた部分の修復をする働きを持つ液体 |
パキラから出ているもののほとんどは蜜 |
パキラの蜜 |
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大型になると蜜を出す |
花外蜜腺から出る蜜で蟻などを寄せる 蟻を寄せて昆虫からの食害を守る |
蟻などを寄せるために外に出さない方が良い |
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