コーヒーノキ
学名 | Coffee arabica. |
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属名 | コーヒーノキ属 |
原生地 | エチオピア |
幹、茎の形状 | |
葉の形状 | 葉は光沢がある |
種、果実、花 | 果実はおなじみのコーヒー豆 |
類似 | |
殖やし方 | 種から実生 |
コーヒーノキ(Coffee arabica.)はアカネ科コーヒーノキ属の常緑低木で、樹高3~4.5M
エチオピア原産。
コーヒーノキの果実には多くのカフェインを含んでいて、名前のとおり果実がコーヒーの原料となる。
葉や枝にもカフェインが含まれているようで、原産地では葉や枝の皮を乾燥させた後に
炒ってから、抽出しコーヒー茶として飲用されている。
熱帯の標高が高い所で育てられているコーヒーノキの豆が良品質のものが多い。
主に山の中の早朝に霧が出て、日中は日光が強くあたり、夜は気温が低めの場所が良い品質の豆が出来る条件にあたる。
コーヒー豆の銘柄の名前にも使われている、キリマンジャロというのはタンザニア北部の山で標高5895mで
アフリカ大陸の最高峰高さを誇る山。
農業が盛んな地域で、コーヒー以外にも、トウモロコシ、バナナやなども盛んに栽培されている。
このキリマンジャロでも標高の高い土地と標高が低い土地でつくられたコーヒー豆にも
品質の違いがあり、標高の高い土地で少数の人の手によってつくられた豆が品質がよく。
標高が低い土地で大規模に栽培された豆はやや品質に劣る。
普段良く、口にしているキリマンジャロという名前がつくコーヒーもこのような場所で
栽培されているというのも、なかなか興味深いものがある。
次にキリマンジャロなどを飲むときは、しばしキリマンジャロの山々とコーヒーノキを育てた人を
一考してみてから味わってみると、いつもとは違う味わいが広がるかもしれない。
ちなみにキリマンジャロ産のコーヒー豆の最大消費者は日本人のようだ。
観葉植物として見る、コーヒーノキは葉に光沢があり太陽光などに照らされた姿はなかなかの美しさがあり
コーヒー豆を取るだけでなく、観賞用としての価値も十分にある。
日光を好む植物なので1年を通じて日光の良くあたる場所で育てる。
やや葉焼けには弱いので、真夏の直射日光は避けるようにする。
越冬温度は10℃前後。冬は室内に取り込んで、窓際のガラス越しの日光を当てて育てる。
コーヒーノキの種類
アラビカコーヒーノキ:よく観葉植物として流通している、コーヒーノキ
アラビカ・バガリエタ:アラビカの斑入り、斑入り部分は葉焼けをおこしやすい。
コンゴコーヒーノキ:病気につよい。豆は灰色で品質は劣るが、香りが強い。
リベリアコーヒーノキ:低温や病害虫に強い、気候の悪い地域でも栽培が可能。
アラビアコーヒーノキよりも香りが乏しい。
コーヒーノキの育て方
コーヒーノキの種類は数多くある。観葉植物として流通しているのは
ほとんどがアラビカ(arabica)になるのでここではアラビカの育て方を取り扱う。
コーヒーノキ 土・植え替え方
5月~8月、鉢に根が張り鉢底から根が出て、根づまりを
起こしそうになると、植え替える必要がある。
鉢から根ごと抜き出した後、根を痛めないように
土を1/3程度落とし、1回りサイズが大きい鉢に植え替える。
鉢底に鉢底石を少し入れて、水はけの良い用土で植え替えを行う。
用土の配分は、赤玉土:3 腐葉土:1 川砂:1
コーヒーノキの育て方 夏 5月~9月
明るい日光の当たる場所に置き育てる、5月~6月は用土が乾いたら水を与える。
成長がよければ7月~9月は毎日水を与えても良い。
この時期は葉焼けをさける為、直射日光は避ける。
肥料は5月~9月の間、2ヶ月に1度、化成肥料を施す。
冬はあまり成長しなくなり根に害を与える可能性があるので
冬には肥料を施さない。
この時期にカイガラムシがときに発生する。他の植物を購入して
もらうことも多い、見つけしだい歯ブラシなどで
苗を痛めないように取り除く。
コーヒーノキの育て方 冬 10月~4月
ガラス越しの日光の当たる場所で育てる。
日光を好む植物なので冬でも出来るだけ長い時間日光にあてて育てる。
水やりの頻度は控えめに用土が乾いて2~3日たってから与える。
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