シマトネリコ 挿し木 増やし方比較表
学名 | Fraxinus griffithii |
---|---|
属名 | トネリコ属 |
原生地 | 日本 |
幹、茎の形状 | |
葉の形状 | 緑の照り葉。 |
種、果実、花 | |
類似 | |
殖やし方 | 挿し木 |
シマトネリコ(Fraxinus griffithii.)はモクセイ科のトネリコ属の半落葉高木。
琉球列島、台湾、中国南部、インド、フィリピンに分布する。
トネリコ属はモクセイ科の中でももっとも大型になり、中には
高さ40mに達する物もある。
モクセイ科の樹木は花は芳香を放ち、直立する伸び方をするものが多く
観葉植物や庭樹に使われる事が多い。
シマトネリコの、小葉は5~9枚つき、照り葉で緑。
肥料分を与えなかったり、あまり日光に当てないと
照りぐあいが失われたような葉の質感になる。
シマトネリコの挿し木方法について色々と記載。
根気よく管理するのがシマトネリコの挿し木を成功させるコツの一つ。
シマトネリコ 挿し木 時期
一般的に剪定時期の9月頃と2月の中旬頃の冬に
挿し木をよく行われます。
シマトネリコを挿し木で増やすのに
簡単なのは春先頃です。
このころは気候もよくて初心者の方でも
管理しやすいというのもあります。
夏場になると根などが発根しやすく成長しやすいですが
用土の乾燥がかなり乾燥しやすいです。
冬になると用土の水分はそこまで乾燥しませんが
根が発根しづらいです。
シマトネリコ 挿し木 時期 まとめ
挿し木 時期 | 時期 |
---|---|
適した時期 | 9月頃と2月の中旬頃 冬と春先頃 |
挿し木の成長に適した時期 | 夏場 |
用土の乾燥に注意 | 夏場 |
根の発根がしにくい時期 | 冬 |
シマトネリコ 増やし方
シマトネリコの増やし方は挿し木以外でも
いろいろと種類があります。
挿し木は失敗して枯れることも多く、穂木の数が多く
それなりに必要です、剪定などで取れない場合や
挿し木に特にこだわりがなく増やしたいという人は
他の方法も簡単なので検討してもいいかと
思います。
シマトネリコの増やし方 比較表
増やし方 | 使用される部位 | 新しい株の数 | 成功率 | 必要な時間 |
---|---|---|---|---|
通常の挿し木 | 茎の一部 | 1 | 中 | 約2〜3か月 |
ひこばえの挿し木 | 側枝の一部 | 1 | 高 | 乾燥後すぐ |
圧条法 | 成長点 | 複数 | 高 | 約1〜2か月 |
盛土法 | 成長点の上方の茎 | 複数 | 高 | 約1〜2か月 |
種での実生 | 種 | 1 | 高 | 半年以上 |
- 成功率:通常の挿し木は中程度の成功率ですが、ひこばえの挿し木と圧条法と盛土法は高い成功率があります。
- 増やせる株の数:通常の挿し木とひこばえの挿し木は1つの株を増やすことができますが、圧条法と盛土法はひとつにつき複数の株を増やすことができます。
- 必要な時間:通常の挿し木と約2〜3か月、圧条法は約1〜2か月かかります。盛土法は圧条法よりもやや短い時間で成功することができます。さらにひこばえの挿し木は切りとってすぐに増やせます。
この中でもおすすめしたいのは
「ひこば えの挿し木」や「盛土法」という増やし方です。
圧条法は一見すると簡単そうに思えますが、土の中に枝をいれこむと
反り返るので、それを固定するのが以外にも面倒ということが実際にやってみて気づくはずです。シマトネリコも圧条法にそこそこ向いていますが
そこそこ広い場所を取ります。鉢植えでやるには向いていません。
盛土法はまだ幹がそこまで太くなっていなく
用土付近で枝分かれしているようなシマトネリコの場合向いています、簡単ですぐに
試せるのでおすすめです。
ひこばえは後のほうに載せます。
シマトネリコ 挿し木 成功
シマトネリコの挿し木が成功するのがわかるのは2~3か月から
時間がかかって半年ぐらいかかることも
よくあります。
用土を少しだけ掘りおこしてみて発根を
確認します、しっかりと根が出ていると成功です。
あまり根がでていない状態で植え替えすると
によく失敗するのである程度様子をみるほうが
いいです。
数か月管理してそのまま面倒になって放置して1年ぐらいたつと
以外にもついていたなどということもあります。
失敗したと勝手に判断せずに穂木はある程度の期間
おいておくのもいいかもしれません。
葉が落ちてしまい、あまり変わり映えのしない状態
になると管理は面倒になってくるのはよくありがちです。
庭木の挿し木によくあることですが新芽が成長してきて
成功したと思うことがありますが
発根せずに穂木の中の養分だけでそのような状態になることがあります。
その場合は失敗する可能性は高いです。
シマトネリコ 挿し木 ひこ ば え
シマトネリコのひこばえの挿し木に
についてですが、まずは「ひこばえ」というものに
ついて。
ひこばえとは、勢いの良い幹の太い部分の親木から分かれて
土の中を通して新芽がでてきたものとなります。
ひこばえも親木同じように成長していきます。
親木から分かれているひこばえの根を親木から分離して
他の場所に植え付けます。
どちらかというと挿し木というよりも株分けに
近いような形となります。
すでに根がでているものもあり挿し木よりも簡単に
増やすことが可能です。
このひこばえというもの、本来なら親木の太い部分が
成長するために使う養分を使い成長するので
わけていても特に問題はありません。
ただ採取するような場合に親木の根などを痛める場合は
あまりひこばえの採取にこだわらないほうがいいです。
根がでていないひこばえは基本的に盛土法で増やします。
ひこばえに環状剥皮を5㎝ほど行います。
形成層までをはぎとり、削り取ると白い部分が
みえます。
この部分に針金を巻き付けて、後は土でしっかりと
盛り付けるだけです。
この後で半年ぐらいたたないとしっかりと
ひこばえを増やすぐらいの根がでません。
これで増やすのは挿し木とことなり
最初から割と大きい株をとれるのでなかなか良いです。
シマトネリコの育て方
栽培適地は関東以南、シマトネリコは乾燥には弱い面があるので、鉢植えで
育てる場合は、夏場の水枯れに注意して育てる。
植え付けかた
適期は4月~6月に植えつける。
あまり乾燥しない場所を選び植えつける。
根鉢の2倍の大きさの穴を掘り、腐葉土と有機質肥料をすきこんで
から植えつける。
半落葉高木の樹木なので植え付けから1年目は葉が落ちやすいので。
植え付け1年目の冬はやや北風に当たらないような対策を施す。
水の与え方
水切れしないように、夏場の高温期は毎日水を与えても良い。
10号鉢に2mぐらいの大きさのシマトネリコを植えて育てた事があるが
夏場の高温期に少しの期間、水を与えないだけでも葉がしな垂れたようになる事がしばしばあった。(オリーブなどの他の樹木などは問題無し。)
水を与えると元に戻るのだが、あまり長い期間水を与えないで
いると葉が茶色くなり大部分が枯れ落ちてしまった事もある。
このような状態になってもシマトネリコは丈夫なので、普通に管理
すればまた新葉が出てくる。
路地植えにするのであれば、植え込み時以外は乾燥にはあまり気をつかう事は
すくないが、鉢植えで育てるのであれば夏場は乾燥させないように
育てたほうが良いかと。
ほかの時期は用土が乾燥してから。
冬は水やりの頻度を控えめに。
肥料の与え方
4月~9月の期間2ヶ月に一度、有機質肥料を施す。
害虫はイモムシやハマキムシが付くので、スミチオン乳剤で駆除する。
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