ウンベラータ 葉焼け 何のサイン? 復活法は
ウンベラータは、観葉植物としても人気があります。葉の丸い形や質感が美しく、育てやすいことから、広く親しまれています。
耐寒性があるため、寒さにはそこそこ強いです。
手で触ると、ウンベラータの葉は柔らかく、ふわっとした感触があります。葉をなでると、やや凸凹したざらざらとした表面が手に触れて、手触りに変化を与えます。
葉からは、一般的には特別な匂いはありません。しかし成長期には鼻を近づけると独特の柏餅のような香りがあり、それが微かに感じられます。
そんなウンベラータの葉はなかなか魅力的でありますが、薄く柔らかい為からかやや葉焼けしやすいようなところがあります。
ウンベラータの葉焼けの見た目の症状として。
葉が茶色くなった。
葉が黄色くなった。
葉が白っぽくなった。
などウンベラータの葉の色が変わることがあります。
この葉の色がかわった原因は
- 直射日光による
- 過剰な水やりによる根腐れに伴う
- 水不足
- 冷風や温風による乾燥
- 突然の気温変化による
- 肥料過多による
- 病害虫による
などがあります。
園芸で葉焼けと呼ぶものは
直射日光か肥料過多によるものですが
葉焼けと呼ばれるもののほとんどの場合は直射日光が
原因です。
なのでこれについて詳しく載せておきます。
ウンベラータ 肥料過多による葉焼け原因
ウンベラータが肥料過多によって葉焼けする場合は、以下のようなものが原因です。
窒素過剰
多量に与えた肥料の中の窒素が、ウンベラータの葉に貯まりすぎると、葉が黄色や茶色に変色することがあります。
特に、冬場の室内で肥料を与えすぎると
吸収できずにこのような現象が起こることがよくあります。
土壌のphの偏り
肥料の与えすぎでphの偏りすぎていても
葉焼けのような症状がでます。
肥料過多の場合は上と同時になっている
ことも多いです。
肥料は適量の肥料を与え、適切な場所に置いて育てることが大切です。
多いよりもすくないぐらいのほうがすくすく成長します。
ウンベラータ 直射日光による葉焼け原因
ウンベラータは直射日光に慣れると特に問題はありません。
あまりにも長時間直射日光があたることは
おすすめしませんが。
あまり直射日光のあてていない状態から
強い直射日光が当たる場所に置いたり
窓際に置いたまま長時間その場所に移動しなかったり
外に出して直射日光をあてるとウンベラータは葉焼けをおこします。
その為に、たとえウンベラータに日照不足の症状がでたとしても急に外にだしてというのは止めておいたほうがいいです。
日光をあてる時間によって部分的になるときや全体が葉焼けになってしまうことがあります。
葉焼けしてしまうと枯れたようになってしまい美観を損なうので嫌な方も多いかと思いますので対処方などを説明しておきます。
ウンベラータ 葉焼けの対処
ウンベラータは葉焼けしてもほとんど
枯れることはないですが、葉焼けの対処法などを
簡単に紹介しておきます。
ウンベラータは、直射日光にあててない状態から急に長時間の直射日光にさらされると葉焼けを起こすことがあります。
葉焼けを防ぐためには、以下のような対処が必要です。
- 直射日光にあてるときは半日陰で少しづつ
- 直射日光にあてるとき遮光する
- できるだけ冬でも日光のあたる場所に
- 室内から急に外に出さない
直射日光にあてるときは半日陰で少しづつ
直射日光が当たる場所から遠ざけ、半日陰程度の場所に置きます。
外にだして育てるときは
強い日中よりも半日陰のようなものから
少しづつ短い時間でならして行きます。
直射日光にあてるとき遮光する
ウンベラータは葉が柔らかい所があるので
やや葉が分厚い観葉植物よりも
少し葉焼けしやすいところがあります。
いきなり外に出して日光浴させないときでも真夏の直射日光はやや厳しい場合があります。
出来ればあまりにも直射日光にあたる場所しかないときは寒冷紗などで遮光するのがおすすめです。
室内であるとブラインドやカーテンを利用する直射日光が当たる窓にブラインドやカーテンをつけることで、光の量を調節します。
窓際に置く場合はカーテンなどで遮光することが効果的です。
できるだけ冬でも日光のあたる場所に
ウンベラータはかなり薄暗い環境にも
適応できる観葉植物です。
しかし室内の日光の当たらない場所で
育てていたものを外に出すとすぐに葉焼けになりやすいです、その為に冬に室内で育てるときも出来る限り日光のあたる場所に
置いて育てておきたいものです。
室内から急に外に出さない
室内から外にだして日光浴させる場合は
できる限り半日陰から徐々に日光に慣らすように行います。
冬に薄暗い室内の環境で育てていると
慎重に外に出さないと、思ったよりも葉焼けになりやすいですね。
ウンベラータの葉焼けを切る
ウンベラータの葉焼けが見られた場合、以下のように葉を切ります。
焼けた部分を切り取る
葉焼けしたものを部分的に切り取ると黄色や茶色に変色してしまうので、その部分をはさみで切り取ります。
部分的にしか葉焼けしてないのであれば
部分的に切るようにします。
すべてが葉焼けしてしまっている場合は美観を損なうのですべて切りたいかと思いますが光合成できるので少しでも葉を残しておいたほうがいいです。
焼けた部分が広がっている場合は、全体を切り取る
正常な緑色の葉が多数残っているのであれば、葉焼けしてしまったものを剪定してしまっても問題ありません。
葉焼けが進行して全体に広がってしまっている場合は、その葉を全て切り取ります。
(葉柄は写真の黄緑の部分)
葉 焼けしてしまったものを切るときは
葉柄(葉の付け根)から直接切ります。
切り口から乳液がでてくる
切り口から乳液が垂れてきます。
夏などの成長が旺盛なときでないとそこまで多く垂れてきませんが、乳液がつくとわりと洗い落としづらいです。
すぐに固まるので、このあたり室内でなければとくに気にする必要はないです。
乳液とは
クワ科の植物は、多くの種に乳液を含みます。
ウンベラータもクワ科の植物です。
乳液は、葉や茎などの植物組織内に存在する白色または乳白色の液体で、乳汁とも呼ばれます。
また、乳液にはアレルギー症状を引き起こす成分も含まれることがあるため、注意が必要です。
ウンベラータ 葉 焼けを切る注意点
ウンベラータは一度下の葉が落ちると
ほとんど頂点のほうからしか葉がでてくるということはないので、葉焼けしてしまうと下がすかすかになってしまうことになります。
これは性質上しかたのないことです。
下がすかすかが嫌なときは
一度切り戻しをする必要があります。
あまり葉を落とさないようにするためにも、葉焼けにさせないように気をつけるべきです。
ウンベラータ 葉焼けの復活
ウンベラータの葉が直射日光で焼けてしまった場合、
以下の対処法があります。
日陰に移す
直射日光が当たらないように、半日陰に移動させます。
ウンベラータが葉焼けした白か茶色っぽくなった葉がもとの緑色に戻って復活するということはないです。
残念ながら一度変色した葉が元通りになることはありません。
葉焼けした葉は、切り取ってしまっても構いません。
肥料の与え方を見直す
肥料での葉焼けが起こった場合、根元からの肥料の与え方を見直す必要があります。
鉢植えの場合は一度すべての固形肥料を
取り除き、ようすを見てから植え替えするのが理想です。
肥料の与えすぎで葉焼けになる場合は
おそらく土のphがかなり偏っているはずです。
過剰な肥料は負担をかけるため、適切な量を与えるようにします。
再生するまでの時間がかかる
ウンベラータは比較的強い植物なので、焼けた葉が少ない場合は
すぐに回復することもあります。
ただし、多くの葉が焼けている場合には、回復までに
時間がかかることがあります。
葉焼けというのは、葉だけがダメージを受けて光合成しづらくなっている状態です。
枯れてはいないですが葉がすくなくなっている状態なので成長が鈍化します。
一度葉焼けしたものの復活はできませんが
部分的に葉焼けしたものは光合成できるのでそのままにしておきます。
ウンベラータは葉焼けしても
すぐに枯れるということはないので
そのまま普通に維持して育てていると
新しい葉が出てきて、まるで葉焼けから復活したかのようになります。
春先の葉焼けは復活しやすい
特に春先に日光浴させて葉焼けさせるという人が
多いと思いますが、この場合はすぐに復活します。
しかし、秋ごろに葉焼けしてしまったら
冬はほとんど成長しませんので葉焼けした葉のままで、冬を越える必要があります。
ほとんどの葉は枯れ落ちてしまうかと
思いますが、すべての葉がおちても
そのまま維持していると春先には新芽をだして復活していきます。
ウンベラータ 葉焼け まとめ
タイトル | 内容 |
---|---|
葉焼けを切る | ウンベラータは葉焼けが少ないときは葉焼けを切ってもいいが、すべてが焼けている場合は光合成できる範囲で少しでも葉を残して切るべき。 |
日光の条件 | ウンベラータは薄暗い環境に適応できるが、突然日光に当たると葉焼けする。 直射日光に当てる場合は半日陰で徐々に慣らす。 夏場は遮光が必要。 |
室内から外に出す | ウンベラータを室内から外に出す場合は徐々に慣らす。 急に外に出すと葉焼けを引き起こす原因となる。 |
葉焼けの復活 | ウンベラータは葉焼けしてもすぐに枯れないので、維持していると新しい葉が出てきて葉焼けから復活したかのように見える。 |
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