ミツマタの挿し木方法と時期
ミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木。
花や枝ぶりはなかなか珍しい植物です。
和名のミツマタは枝が三本ずつに分かれるので
この名前がついています、漢字では「三椏」。
皮の靱皮繊維が丈夫なので、高級和紙の原料と
されているようです。
(主に花後に葉がついてくる)
春先に枝に黄色い小花がまとまって咲くのが特徴。
甘く良い香りがするので挿し木で増やしたいという
方も多いかと思います。
ミツマタの挿し木などの特徴について
記載していきます。
ミツマタ 挿し木 時期
ミツマタは、充実した前年枝を挿し木にする
2月~3月の春ざしと
6月~8月の夏ざしが行われます。
挿し木初心者の方は花の咲く前の2月~3月から
ミツマタの挿し木を始めるのが
がおすすめです。
(梅雨期に実がつきます)
理由は挿し木の途中で梅雨期にもはいるので
水分が保たれやすいので穂木が乾燥しづらいでの枯れでの
失敗がなくなります。
(葉がついた後だと、気温が高い時期にも管理が必要)
6月~8月は乾燥に注意して管理しないと
よく枯れます。
ミツマタ の 挿し木
他の庭木と比べるとミツマタの挿し木はそこまで難易度は
高くないですが挿し穂を採取するまえには
事前準備をしておいてもいいです。
ミツマタ 挿し木の事前準備
ミツマタの穂木を採取するまえに
養分蓄積を数週間かけて行います。
採取前からリン酸、カリウム分の多い肥料を与える。
数週間晴れの続いた後の日を選ぶ。
前日に水をしっかりと与える。
ミツマタ 挿し木の仕方
2月~3月は充実した前年枝を。
6月~8月では
出来る限り穂木には用土に近い、勢いよく
伸びた新しい枝を利用する。
剪定バサミで8~12㎝ほどに切り分ける。
下の葉を落とし、1~2枚程度葉残るようにする。
(事前に剪定バサミの雑菌を取り除いておく)
切りやすいもので葉を半分程度に切る。
ナイフなどの切れやすい刃物で上記した穂木の
切り口斜め45度にカットして反対側の形成層を少しだけ削り出す。
できた穂木の切り口にメネデールやルートンの発根剤を
利用して新品の用土に挿す。
鉢やプランターの場合、端の部分に挿すと挿し木が
付きやすくなります。
ミツマタ 他の増やし方
ここまでは挿し木についての増やし方ですが、ミツマタは
実生でも付きやすいので、花後の5月~6月頃にできる
種を翌年にまくことでも簡単に増やすことができます。
TAGS:挿し木, 挿し木 時期, 花
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