ユーカリ 挿し木 成功率は?

 

ユーカリの木

 

ユーカリを増やすには、種からの実生が
最も簡単な増やし方です。

しかし、もともと庭木として育てているものから枝を
とって増やしたいというひともなかにはいるかもしれません。

 

挿し木は可能ですが、難易度は高いです。
ただこういうものの方が挑戦しがいがあると
思えるのであれば、やってみる価値はあるかもしれません。

 

 

ユーカリ1

 

 

ユーカリの挿し木は難しいのでアバウトに枝を
用土挿すというだけでは高確率で枯れてしまいます。

 

 

ユーカリ 挿し木 時期

 

ユーカリの葉

 

夏に密閉挿しをおこなわないと
かなりの確率で枝自体が茶色くなり枯れて
しまいます、何度も確認ずみです。

夏期は密閉挿しなどでないと難しいかと思います。

 

最適な時期は6月～7月と夏の終わり頃となります。

 

 

ユーカリ 挿し木 の 仕方

ユーカリの枝

採取するユーカリの枝は、10cmの
長い成熟した芽を、えらびます。

 

用土に植え付ける部分の約1/3程度の葉を落とす。

枝の切り口を斜め45度に切ります。

 

挿し木には少なくとも1枚の葉が枝に
ついている必要があります。発芽葉がある部分は切り取る。

 

液体肥料を200倍～2000倍に希釈した水溶液に1日つける。

 

挿し木の切り口に発根剤をひたし、乾燥させる。

これで出来たものを用土に差し込みます。

 

ユーカリ 挿し木 土

ピートモス3 パーライト1の割合で
用土をつくります。

挿し木する鉢などに容器に、用土をいれ
完全に湿らせます。
ピートモスの乾燥した部分がなくなるまで用土をかきまぜる。

挿し木を差し込むときに、そのままさすのではなく
用土には穴を追加する。
これは、挿し木の枝の発根剤を用土に
差し込んだときにこすり落とさないようにするためです。
用土に枝を差し込んだあとは、うえから軽くおさえて用土を固まます。

枝と枝の間は互いの枝の水分と栄養分を
競合させないように7センチ程の間隔をあけます。

 

 

ユーカリ 挿し木 コツ

 

ユーカリの挿し木の
一般的なコツを並べると

 

  • 時期は夏の終わり頃に行う
  • 密閉挿しを行う
  • 枝の切り口を、斜めに切る
  • 液体肥料を薄めたものに１日つける。
  • 発根剤を利用する
  • 新品の用土に斜めに挿す

 

1. 時期は夏の終わり頃に行う

ユーカリの挿し木は夏の終わり頃が最適な時期です。
この時期は成長が活発で、発根しやすいです。

 

2. 密閉挿しを行う

挿し木を行うときは、適切な湿度を保つために密閉環境を作ります。
プラスチック袋で被せたり、ミニ温室を使用したりすることが一般的です。

3. 枝の切り口を斜めに切る
ユーカリの挿し木では、挿す枝の切り口を斜めに切ることがポイントです。
斜めに切ることで、発根が促進されます。

4. 液体肥料を薄めたものに1日つける
挿し木したユーカリの枝を、薄めた液体肥料に1日浸けておくと、発根を促進することができます。
液体肥料には栄養素が豊富に含まれているため、挿し木の養分が枯れるのを防ぐ。

5. 発根剤を利用する
発根剤はユーカリの挿し木において重要なアイテムです。
発根剤には挿し木の発根を促進します。
発根剤を枝の切り口につけるか、挿し木の株元に埋めることで使用します。

6. 新しい土に斜めに挿す
挿し木を行う際には、市販の新品の土を使います。
古い土を使うと挿し木がカビやすく失敗に終わることも多いです。
挿し木を行う際には、用土に斜めに挿すことで安定性を確保し、発根の成功率を高めることができます。

 

といった所でしょうか。

メデールなどの発根剤を利用しなくても
つくような庭木も多いですが
ユーカリの場合はまず発根させるために発根剤は必要なものです。

 

 

ユーカリ 挿し木 メネデール

ユーカリの挿し木はなかなか
発根しません。しかも挿し木の枝が枯れやすいです。
挿し木にはメネデールのような発根剤
はかならず必要です。

用土に植え付ける前に 枝にメネデールをつけます。

発根剤自体そこまで使うのが難しいものではないので
ユーカリを挿し木する
際にはかならず利用していたほうがいいです。

使い方は

メネデールは少量の水で薄めたものを
切り口につけ

日陰で乾燥したのちに用土に植えます。

 

 

ユーカリ 育て方 挿し木

 

ユーカリ3

 

ユーカリは挿し木が乾燥で枯れやすいので
育てるのは密閉した状態でおこないます。

 

用土に棒などを3～4本立てて、ビニール袋で覆い暖かい日陰の
場所に設置します。
枯れた枝（かなり茶色くなります）は毎日チェックして取り除きます。
これが割と密閉挿しだと面倒です。

土壌が乾燥すると、挿し木に葉水と
水やりを行います。

ユーカリの挿し木を湿った状態をたもっていると
１か月ぐらいすると根が発根しはじめます。
軽く枝を引っ張って、発根すると抵抗をする場合は発根しはじめている
はずです。

 

発根するとビニール袋で覆っているものをはずします。

 

発根してビニール袋をはずしたあとは
挿し木を日当たりの良い場所に移動させます。

水やりはやや間隔をあけて、根を成長させていくようにする。
挿し木がしおれているようになってしまった場合は
日陰に移動させてまた管理をする、これを6週間かけて行います。

 

庭などに移植させる場合はさらに30日間成長させた
のちに移植します。

 

 

ユーカリ 挿し木 成功率

 

ユーカリ 大量の枝

 

ここまでの説明をみればわかるかと思いますが
ユーカリ 挿し木は難しく手間がかかり成功率はかなり低いです。
もともと植えていて剪定などで大量の穂木が手に入らない
のであればおすすめはできません。

 

丸葉ユーカリの場合普通に挿し木したとしても
数％程度の率とまでもいわれています。

大量に挿し木を行いどれか1つが付くか
といった感じのものです。

 

ユーカリ自体（ものによっては）小さい株はそこまで値段は高くないので
あまり挿し木用の枝を大量にとれない場合は
購入することをおすすめします。

 

 

ユーカリ 切り花 挿し木

ユーカリ 切り花

 

切り花の状態にもよりますが、
ぱっとみては見た目が普通でも枝が劣化しているもの
もよくあると思います。

 

ユーカリの挿し木は普通に行ってもただでさえ難しい。
なのであまり切り花を挿し木するのは
おすすめはできません。

 

ユーカリの挿し木は健康的な親木から枝を
採取してからすぐに行うようにしたほうがいいです。

 

 

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