サンショウバラ 剪定や花言葉 実
サンショウバラはバラ科の落葉小高木
自生地は富士、箱根周辺の山地。
和名のように葉が、よく木の芽などとして使われる
山椒の木の葉によく似ているのが特徴。
(サンショウバラのトゲ)
(サンショウバラの幹)
同じくどちらの枝にも刺があるがサンショウバラは
幹には刺ができない。
葉の違いは以下のよう。
(上 山椒の葉、下 サンショウバラ)
サンショウバラの花の時期は初夏で、枝の
先端に葉などに比べて大きな花を咲かせる。
サンショウバラ 実
サンショウバラの実は5月~6月ごろから
できはじめます。
写真のものは5月下旬頃に撮影したものです。
フウセントウタに似ているような実です。
完全に熟すと黄色くなり、種が採取できます。
熟すのは秋ごろまでかかります。
実生で増やすのも簡単です。
サンショウバラ 剪定
サンショウバラは庭木として植えるのであれば
横に広がり伸びるので剪定は定期的に必要です。
最初に枯れ枝など切り取り、木の不健康な部分を剪定します。
次に交差した過密な枝を薄くして、空気と日光の通りを良くします。
自然な形から突き出ている茎や枝を剪定します。
最後に幹の地表のよこから出ているひこばえなども
あれば剪定を行います。
花を咲かせたい場合は花後に剪定を
行います。
サンショウバラ 花 言葉
(散ってしまったサンショウバラの花)
サンショウバラの花言葉は
「温かい心」です。
初夏の暖かい時期に、枝の先端に
ぽつんと花を咲かせる姿はなかなか。
初夏頃から咲き始めますが、梅雨期などであればほぼ一日で
散ってしまうことも多いやや珍しい花です。
サンショウバラは富士、箱根周辺の山で
よくみられるようで、山などにのぼった時に花をみつけると
花言葉のような気持ちになるのかも
しれません。
サンショウバラ 香り
花は葉などに比べて大きな花を咲かせるのが特徴で
花は白っぽい色に縁の部分が
ピンク色になります。
この花の香りは、近づいてかいでみるとわかりますが
ほのかに甘い香りがします。
実は秋ごろに熟したものは、甘い香りが強く
漂います。
サンショウバラ 咲かない
サンショウバラが咲かない原因は
- 剪定
- 栄養素(肥料)
- 植えている場所
などが原因となっていることが多いです。
盆栽などでみかけますが割と小さい株であっても
花を咲かせます。
剪定
花の時期の初夏の前に剪定してしまい
花芽までを切り落としているのが原因と
なっていること。
花を確実に咲かせたい場合は花後に剪定を
おこないます。
栄養素(肥料)
肥料が少ない、または肥料が多すぎるなど
PHの偏りが原因となって花が咲かないなど。
サンショウバラが開花を促進するには、カリウムが
多く含まれる
肥料を施す必要があります。
「東商 花咲く化成肥料」などの肥料がおすすめです。
植えている場所
サンショウバラは日当たりを好みます。
花を咲かせる場合には、日陰ではなく日向に
植えるほうがよく花が咲きやすいです。
サンショウバラ 挿し木
サンショウバラの挿し木はそこまで難しいと
いうことはありません。
事前に剪定バサミや刃物などのサンショウバラを切るものは
雑菌を洗いながしておく。
穂木の採取は花後の5月ごろに行います。
剪定する場合は先端の部分以外を
すべて使う。
穂木を剪定バサミで8~10㎝程度に切り分ける。
葉を2~3枚程度残るようにして、下葉を落とす。
刃物などで穂木の切り口斜め45度にカットして
さらにとがった先端を少しだけ切る。
1時間~2時間、挿し穂を半分ぐらいまで水にひたす。
必要に応じて切り口にメネデールやルートンの発根剤を利用。
(とくに発根剤を使わずにもサンショウバラは付きます)
新品の鹿沼土小粒に挿す。
鉢やプランターの場合、端の部分に挿すと挿し木が付きやすくなります。
発根するまで3週間程度は半日陰で葉水と水やりをよくやり管理する。
挿し木したものが開花するのには
数年かかります。
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