木瓜 挿し木方法と時期

 

木瓜の原産地は中国で、日本には平安時代に渡来したと
伝えられている。

小さめの株でも花は咲くことから、盆栽などにも利用され
また観賞用として庭園に栽植されることも多い。

花は春から初夏にかけて咲き、カリンなどに似た少し
いびつな果実は、8 ~9月ごろに熟す

 

木瓜 葉

木瓜の葉は濃い緑で縁には鋸歯がある。
新芽はやや薄くややほんのりと赤く
そまるのが特徴

全体的にみるとバラによく似ている葉をしている。
よく虫に食われやすいようなタイプの柔らか目の葉。

 

やや日陰などな植え付けると、蛾の幼虫などにやられやすい
完全に虫食いをなくすには事前に駆除剤などの散布か必要となる。

 

 

木瓜 樹 形

 

木瓜の樹形はまとまった感じに伸びず
幹はよく枝分かれして
ある程度広い場所が必要かと思われる。

 

放任すると写真のように広がった感じに伸びていく。

 

剪定がある程度の期間で必要なタイプの庭木なので
面倒な方は植えるのは控えたほうがいいかもしれない。

 

木瓜 挿し木 時期

木瓜 挿し木時期は花の頃

木瓜の挿し木は春の芽吹き前、3月中旬~下旬ごろから
はじめると挿し木が発根しやすくなる。

 

葉もあまり出ていない時期なので挿し木が
付きづらそうな感じはするが
この時期から挿し木するのが理想的。

 

成長期あたりには発根するので、その後もすぐに
成長しやすくなるので、植え替えや植え付け時に
失敗しづらくなる。

 

 

木瓜 挿し木 方法

木瓜 枝

挿し木の枝を切るような、剪定バサミなどは
雑菌を洗いながしておく
ここから菌が付着して枯れることにつながることもあり。

 

3月中旬~下旬ごろによく伸びている前年枝を利用します。
鉛筆ぐらいの太さのものを取る。

 

採取した枝を剪定バサミで8㎝~10程度に切り分ける

 

葉が付いている場合2、3の葉を半分程度に切る。
下についているものはすべて落とす。
枝の先端はすぐに枯れるので切り落とします。

 

ナイフなどで穂木の切り口斜め45度にカットして
さらにとがった先端を少しだけ切る。

 

1~2時間、枝を半分ぐらいまで水にひたす。

 

木瓜の挿し木の場合はとくにやらずにも発根すると思いますが、切り口に
メネデールやルートンの発根剤を使用。
挿し木の数が多い場合はやっておいてもいいかと思います。

 

新品の鹿沼土小粒に枝を少し斜めに挿す

 

3週間程度は半日陰で葉水と水やりをよくやり管理する。

 

木瓜 の 実

木瓜の実

カリンと同じような小さい実は、かなり芳香が良く
芳香剤として使ってもいいほどの香り。
一般的には生食することには使われない。
生食しても固くて食べることは難しい、うえに渋いような味がする。
例えると、渋柿をかなり薄めたような渋い感じの味。

使い方は、果実酒(ボケ酒)やジャム、または輪切りにしたもの
を天日乾燥して使う。

 

 

木瓜 の 花 季節

 

木瓜 花と蕾

 

 

花の季節は春~初夏頃にかけて

 

咲きかたは深紅の色の5弁花を、数個同じ場所に咲かせる。
これが独特の花の見た目となる。
やや古い感じがする赴きのあるような花の形といった感じ。

 

写真のものは3月に撮影したもの。

 

品種により花は白花のものや淡紅色、絞りなどもある。

 

 

木瓜 梅 違い

 

木瓜 花

(木瓜の花)

木瓜と梅 違い 梅の花

(梅の花)

木瓜と梅の違いは、木瓜のほうがやや大きく花がつく。

 

 

また木瓜と梅の違いは花の季節もことなる
主に梅はまだ2月頃の寒い時期から咲き始め
木瓜は少し気温が暖かくなった3月~初夏にかけて花か咲く。

 

木瓜 鳥

 

木瓜 新芽

木瓜は花季節になると、めずらしいことに花の蜜を吸うために鳥が
よってくることもある。

 

ヒヨドリ、ルリビタキ、メジロ
などの鳥が木瓜 の 花の蜜を吸うことが多い。

 

一番多いのはヒヨドリかとおもう。
ヒヨドリはわりとどこにでも、巣を作って縄張りをはる鳥。

巣に近寄ると人間であっても攻撃的な動きをしてくるこもあり。

ちなみに巣をつくるかなりピーピーとうるさい。

 

木瓜 トゲ

 

木瓜 枝のトゲ

枝にはトゲの小枝がつくのが特徴
このトゲが木瓜と梅では違いとなり判りやすい。

 

 

木瓜 トゲ

木瓜は葉がバラと似ている所があり、枝にも
トゲがあり。
枝には写真のような、とげのような小枝が
つく。ある程度の間隔がわかれているのでバラよりかは
少し取り扱いやすい所もある。

 

そこまで数は多くはないが、やや大きめのものが
枝につくので庭木としてはやや取り扱いづらい
(とくに剪定時など)
また、幹か濃褐色なので分かりにくいところも面倒かとおもう。

 

木瓜は品種などによっては、かなり多くのトゲがつくようだ。

 

 

木瓜 赤星 病

 

赤星病は木瓜が主にかかりやすい病気の一つ
別名はさび病などともいわれる。
菌類なので日陰に植え付けていると発生しやすい。

葉が黄色くなったのちに、栗のいがのような形をした
丸い毛のようなものが出来る。
割と変わった形なので見分けやすいかと思う。

​カイヅカイブキなどのビャクシン類などで
冬を超えて暖かくなった春頃から移りやすい
よう。

赤星病は菌類の一種なので、かかった葉を取り除いたあとに
全体的に駆除剤の散布を行う。

 

 

木瓜 害虫

木瓜 樹形

木瓜の害虫はおもにアブラムシ類、カイガラムシ類
蛾の幼虫などがつく。

 

アブラムシは春先の葉の新芽などによくつく。
数が多いと新芽をすべてくいつくされる
こともあり。

カイガラムシ類は他の植物から移ってくることが
多い。

 

害虫はスミチオン乳剤などを散布して駆除する。

 

 

 

 

 

 

 

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