テーブルヤシ 大きくしたい場合

 

テーブルヤシの画像 葉柄

テーブルヤシは園芸店では比較的小さいものが売られているものをよく目にします。
チャメドレヤエレガンスという名前などでもやや大きめのものが
売られることが希にあります。

テーブルヤシはその名の通り、テーブルに置くのに適しているような観葉植物のひとつですが、室内の環境でもある程度の大きさに成長することで知られています。

大型のヤシのように大きくしたいひとも多いかもしれませんがテーブルヤシは
なかなか大きくならないところです。

ヤシのなかでも、比較的日陰にもよく耐えるほうなので、とくに環境がわるいとあまり
成長しないこともあります

 

 

テーブルヤシを大きくしたいひと向けに
簡単に大きく育てる方法を載せておきました。

 

  • 適切な環境に置く
  • 適切な水やり
  • 外にだして育てる
  • 肥料を与える
  • 植え替える

 

 

適切な環境に置く

テーブルヤシは日当たりと風通しの良い場所を好みます。

日陰や風通しが悪い場所に置くと、生育が悪くなります。
もし玄関などや日当たりの悪い場所においているようならば適切な環境に置きます。

充分な日光があたる場所に置き、温度と湿度が適切な範囲内にあることを確保してください。
また風通しも健康的に成長させるには必要なポイントです。
風があたらない所だと、葉への接触刺激がなく
新芽などがやわらかく間延びすることが多いです。

テーブルヤシの画像 葉先の枯れ

これは日光があたる所に地植えされていたテーブルヤシですが
このように先端が葉焼けと、葉が全体的白くなっています。

あまりにも極端に直射日光があたるような場所は
葉焼けぎみになるので、大きくしたい場合はあまりおすすめ
できません。

 

 

 

適切な水やりを行う

土壌が乾いてから水を与えることによって根が成長しやすいです。
水はけの良い用土や鉢を使用することが重要です。

水やりは土が乾いたらたっぷりと行います。

小さい株のときは根を成長させるために夏でもある程度の水やりの間隔を開けたほうがいいです。

 

高温時期と低温時期で根からの水の吸水率が異なるので水やりの間隔も変えます。

具体的には

  • 平温時 週に一度
  • 真夏の高温時期 毎日でも
  • 低温時期 1ヶ月に一度ぐらい

 

水やりが不足すると、葉が枯れたり黄色くなったりします。
また、過剰な水やりは土がカビなどになり根腐れの原因となります。

 

 

外にだして育てる

室内と外ではかなり成長に違いが出てきます、虫が嫌いではないようなら、たとえ
ベランダでも外にだして育てるべきです。
とくに有機肥料を与えたいときはおすすめです。

室内とくらべると
風がよくあたる
日照時間が長い

などの違いで成長がことなってきます。
ただし、葉焼けには注意してください。

室内と比べてたっぷりと水やりしやすいところもなかなかいいです。
テーブルヤシの成長は夏場が一番よく伸びるので高温時期は外にだして毎日水やりすると大きくなります。

テーブルヤシ 温度

 

テーブルヤシ 肥料を与える

 

肥料を適切に与えるというのも大きくしたいというときには、効果があります。
テーブルヤシを大きくするには定期的な栄養補給が必要。

主に市販されている観葉植物用肥料を使用し、成長期には
特に栄養補給を増やします。

観葉植物では臭いやコバエがでないので化成肥料が一般的ですが、外で
そだたるのであれば
油かすなどの有機肥料もかなり効果的です。

 

ただし化成肥料は適量に限ります。
多く与えすぎると土壌のphを著しく偏らせることになるので、与えすぎると
余計に逆効果です。

与えすぎるぐらいであれば、まだ少ない
ほうが成長はいいぐらいです。
特別肥料を与えて大きくしたいときは、水やりのときに液肥を与えるのがおすすめです。

 

肥料は一般的に有機肥料、化成肥料、および液肥に分類されます。

以下にそれぞれの違いを。

有機肥料

有機肥料は自然由来の原材料から作られた肥料です。例えば、動物の排泄物(家畜のふん尿)、植物の残渣(堆肥)などが含まれます。有機肥料は、土壌の有機物含有量を増加させ、土壌の健康を改善し、微生物活動を促進します。また、長期的な栄養供給を提供するため、植物の成長と健康に役立ちます。

化成肥料

化成肥料は、化学的なプロセスによって製造される肥料です。一般的な化成肥料は、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)などの主要な栄養素を含みます。これらの肥料は、植物の栄養要求に合わせて特定の栄養素を供給するために調整されています。化成肥料は速効性があり、植物の成長を迅速に促進することができます。ただし、長期的な土壌の健康や微生物活動にはあまり貢献しません。

液肥

液肥は、水に溶かして使用することができる肥料です。液肥は、植物に必要な栄養素をすばやく供給するために使用されます。一般的な液肥には、窒素、リン、カリウム、および他の栄養素が含まれています。液肥は根や葉から吸収されやすく、作物の成長を迅速に促進することができます。液肥は、定期的な栄養補給が必要な場合や、根の発育が十分でない場合に特に有用です。

テーブルヤシ大きくしたいときには
各肥料のデメリット、メリットを考慮して行います。

有機肥料

デメリット

  • 効果が遅い 分解されるまで時間がかかるため、効果が現れるまでに時間がかかる。
  • 栄養成分のバランスが不安定 天然の原料、栄養成分の含有量やバランスが一定ではありません。
  • 風通しの悪い所におくと臭いやコバエがでる

 

メリット

  • 長期的な効果 有機肥料は分解される過程で栄養成分がゆっくりと供給されるため、長期的な効果がある。
  • 微生物 有機肥料は天然の原料から作られるため、用土のなかの微生物を増やします特に新しい土に植え替えるときにはメリットは大きいです。

 

化成肥料

 

デメリット

  • 過度な利用 化成肥料を使用し続けると、土壌のpHバランスや微生物の生息環境が悪化する可能性があります。

メリット

  • 効果が速い 化成肥料は栄養成分がすぐに利用可能な形で供給されるため、成長を迅速に促進することができます。
  • 栄養成分のバランスが一定 化成肥料は栄養成分の含有量やバランスが科学的なので一定です。

 

液肥

デメリット

  • 頻繁な施肥が必要 液肥は水に溶かして使用するため、栄養成分が流出しやすく、頻繁な施肥が必要となる場合があります。

メリット

  • 速効性 液肥は根から吸収されやすく、迅速な効果を発揮することができます。
  • 栄養バランスの調整が容易 液肥は栄養成分の濃度やバランスを調整しやすい。

 

まとめ

化成肥料 効果はあるが与えすぎると悪影響も出やすい
有機肥料 効果は遅いが長期的にみると良い

液肥 即効性があり使いやすいが、何度もやる必要があり手間がかかる。

 

植え替える

テーブルヤシの画像 地中根

小さい鉢植えに植えられている
テーブルヤシを大きくしたい場合には
植え替えはまずやっておきたい所です。

ただし植え替えは、根が活着するまで一時的に成長を緩めることになるので
株と鉢が不釣り合いのときや、まだ成長期に入っていない
春先のときに行います。

また、ハイドロカルチャーなどの水耕栽培も土に
植え替えることをおすすめします。
土に植え替えることによっても成長しやすくなります。

一回り大きい普通の鉢でもいいですが
スリット鉢もおすすめです。

取り扱いがやや面倒ですがプラスチックの鉢よりも
陶器鉢のほうが成長にはおすすめです。

使う用土は粒が少々荒いようなものが
おすすめとなります、というのもテーブルヤシの根は比較的太いような根の部分が多く、粒が荒めのほうが通気性があり根の成長がよくなります。

鉢そこ石も通気性や虫の侵入を防ぐ
役割があるので底にはしっかりと敷き詰めます。

 

ついでに肥料入りの用土もあります、こちらに植え替えておくと確かに他の用土に比べるとかなり成長するのは早くなります。

 

 

テーブルヤシ 大きくするには、まとめると

 

項目 内容
適切な環境に置く – テーブルヤシは日当たりと風通しの良い場所を好む。
– 日陰や風通しが悪い場所に置くと、生育が悪くなる。
– 充分な日光と適切な温度と湿度を確保することが重要。
– 風通しの良い場所に置くことで健康的な成長を促す。
適切な水やりを行う – 土壌が乾いてから水を与えることが良い。
– 水はけの良い用土や鉢を使用することが重要。
– 水やりは土が乾いたらたっぷり行う。
– 高温時期と低温時期で水やりの間隔を調整する。
外に出して育てる – 室内と外では成長に差が出る。
– 外に出すと風がよく当たり、日照時間も長くなる。
– 葉焼けに注意しながら外で育てる。
– 外での水やりが多くなるため、夏場は毎日水やりすることがおすすめ。
肥料を与える – 定期的な栄養補給が大きな効果がある。
– 有機肥料は効果が遅く持続効果があり、化成肥料は速効性がある。
– 液肥は吸収が早く、頻繁な施肥が必要な場合に有用。
– 固形肥料の過剰使用には注意する。
植え替える – 大きくしたい場合には植え替えが必要。
– 根が活着するまで成長が一時的に緩むため、成長期や春先に行う。
– 水耕栽培や適切な鉢の選択が重要。
– 用土は粒が荒めで通気性の良いものがおすすめ

 

テーブルヤシは他のヤシに比べると
最大でもそこまで大きくないので、大きくなるのには時間がかかります。

 

テーブルヤシの画像

沖縄などで地植えされているものをみても
ここまでの大きさになので
他のヤシと比べても小さいということが
わかるかと思います。

 

沖縄 大型のアレカヤシ

よく売られているアレカヤシなどはかなりの
大きさになり、竹のような大きさに成長していきます。

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