トキワシノブの植え替え
ツルシノブ、コケシノブ、ノキシノブ、ホラシノブ
これらは日本に自生しているようなシノブで
環境があっていると自然に生えているところを
見かけます。
トキワシノブも日本の気候にあっている為か
放任していても良く成長していくような観葉植物。
環境によっては自生してるような場所もあるようです。
トキワシノブは根茎と呼ばれる猫のしっぽのような部分が
用土のなかでも次第に増えていき鉢のなかが圧迫されていき
鉢から引き抜くのに力がいるようになるので
植え替えは一定のサイクルで必要。
実際にやってみるとわかりますがこの引き抜く作業が厄介になります。
トキワシノブを家を軒先などに植えているような所を
稀にみかけますがどこまでも根茎を広げて自由に広がっていくような
タイプなのでそのように利用したい方などは
おすすめの観葉植物。
トキワシノブは放置していると、比較的根詰まりのようになりやすい
(なってもかなりの期間大丈夫ですが)
最終的には枯れることにもつながりますので
植え替えを行います。
植え替え方
根茎があり地下部も全体的に丈夫な為
トキワシノブの植え替えは特別難しいこともなく、簡単に
できるような種類です。
引き抜いてそのまま植え替えするのであれば
短時間で行うことができます。
①鉢から引き抜く
小さい鉢のものだと簡単にすぽっと抜けることができますが
すこし大型の鉢になると、引き抜くのに力がいることも
あります。
プラスチックのスコップなどで回りをゆっくりと引き上げていく
と根茎をあまり傷めずに鉢から引き抜く
ことができます。
引き抜くと根茎がびっしりと鉢のなかに入っている
ということも多いです。
植え替えの際には鉢からひきぬくときに根茎が
大量にちぎれることがありますが。
状態によってはそのまま植えこんでても
増やすことができるので、捨てずにとっておくのもありです。
②株分けする(大きい鉢に植えるならそのままでも)
根茎が育っているので大きい鉢が必要なこともあります。
根茎が大きくなっていると2周りぐらい大きい
鉢い植えておいたほうがいいです。
あまり大きい鉢が用意できない場合は
株分けすることをおすすめします。
株分けするときには根茎が絡み合っているので
分けるとよく引きちぎれますが
仕方がないことです。
③新しい鉢に鉢底石と用土を入れる、植え替え
新しい鉢にまず鉢底石をいれます。
そのあとで赤玉土などはふるいにかけてから
鉢のなかにいれます。
トキワシノブは多くの場合はそのまま引き抜いても、しっかりと
根茎や細かい根がついてきます。
根茎から出ている細い根の
部分を新しい土に埋め込んでやります。
トキワシノブ 用土
トキワシノブは弱いような観葉植物と比較すると
そこまで用土を選ぶような植物ではないです。
かなり幅広いような用土に対応することができます。
シノブ科の夏緑性シダ植物。日本,朝鮮南部,中国に分布する。淡褐色の鱗片に密におおわれた,
やや太い根茎が長く樹幹や岩上をはう。
葉は 30cm前後になり,葉身は三角形状。シノブ玉やシノブ風鈴にして観賞される。
名称は土のない岩上などに生えるため,「たえ忍ぶ」という意味。
出典 – ブリタニカ小項目
環境によっては土のない岩上にでも着生して育つことが
できるので、とくに用土ですら必要
なく育ちます。
かなり放任して育ったようなものを鉢から引き抜いて
見てみると
わかりますが、用土が下におしやられて
鉢のなかほとんどが根茎のみになっていることも多いです。
このような理由もあり、乾燥した土にも容易に耐えることができ
さらに湿っぽい土でも問題ないです。
用土としてはかなり幅広いタイプのものを
利用したとしても問題なく育てることができます。
植え込みや植え替えに関しては用土は
あまり選びませんがトキワシノブの植え替えの際の
おすすめの用土を挙げてみると
6(赤玉土、鹿沼土) : 2(バーミキュライト、パーライト) : 2腐葉土
見た目でいうと赤玉土よりも鹿沼土のほうがおすすめです。
鹿沼土はトキワシノブとの見た目の相性いいように思うので、すべて
鹿沼土というのでもありです。
そのあたりは人それぞれ好みによって選択を。
室内のかなり日陰で湿っぽい場所(冬に何日も用土がかわかない)に
置く場合は多肉植物用などの用土も利用もあり。
トキワシノブは乾燥した環境でも強いので
用土がカビになるよりは乾燥しやすい
多肉植物用などの用土で植え替えするほうがおすすめです。
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