クチナシの挿し木やり方や時期
学名 | Gardenia jasminoides. |
---|---|
属名 | クチナシ属 |
原生地 | 日本 |
幹、茎の形状 | |
葉の形状 | 葉は光沢がある。 |
種、果実、花 | 花は白く肉厚 |
類似 | |
殖やし方 | 挿し木 |
クチナシ(Gardenia jasminoides.)はアカネ科クチナシ属の常緑広葉低木。
オオヤエクチナシはガーデニアの名前でよく売られている。
この種は花は白く肉厚で花だけを見るとバラの形に若干似る。
葉も光沢があり花後も観賞価値をあまりそこなわない。
栽培適地は東北地方南部、以南で生垣などに仕立てるのに
向いている。
開花期は6月~8月でよい香りのある白い花をつける。
特に夜みると白い花で目立ち、なかなか
魅力的です。
丁度気候もよくなるような園芸シーズンに花が咲くので
少し挿し木で増やしたいという方も
多いはず。
クチナシは低木樹木にしては比較的簡単に挿し木が
できるので是非挿し木に挑戦してみては
いかがでしょうか。
難易度の高い樹木を挿し木する
入門としてもおすすめです。
クチナシ 挿し木 時期
挿し木する時期は6月~8月が適期となります。
花の時期とかさなることもあるので
挿し木する場合は花が終わってから少したった
後のほうがいいです。
花が終わった後は剪定するにもいい時期ですので
剪定したものを穂木として利用して挿し木するというのが
理想的です。
発根するまでに梅雨期をはさみ成功しやすいので
4月ごろの花の咲く前からはじめてもいいかと
思います。
クチナシ 挿し木 やり方(方法)
挿し木の事前準備
クチナシの挿し木は簡単なので特に
事前準備をする必要もないですが挿し木するまでに
余裕があるのであれば事前に穂木への養分蓄積をしておきます。
クチナシの穂木を採取する数週間前から穂木への
養分蓄積。
(採取前からリン酸、カリウムを多めに与える)
数週間晴れの続いた後の日を選ぶ
クチナシ 挿し木 方法
用土に近い部分でなおかつ春によく伸びた新梢から
クチナシの枝を採取する。この部分は比較的
つきやすいです。
花の後に剪定する場合は剪定した枝をすべて使う。
穂木を剪定バサミで8㎝~10cm程度
に切り分ける。
(事前に剪定バサミの雑菌を取り除いておく)
用土に挿す部分の下葉はとり、葉を3~4枚程度残るようにする。
葉を半分程度に切る。
ナイフなどで切り口斜め45度ににカットして、さらに
とがった先端を少しだけ切る。
穂木の半分程度が浸るように、30分~1時間程度
水につけておく。
穂木の切り口にメネデールやルートンの発根剤を
塗ってから無菌の用土に挿す。
(クチナシは発根剤なしでもよく付きます)
鉢やプランターの場合、端の部分に挿すと挿し木が
付きやすくなります。
クチナシ 挿し木 発根までの管理
低木樹木にしては乾燥を嫌う所があります
クチナシの挿し木したものの水分の蒸発を防ぐために
置き場は風当りのない日陰の場所を選ぶ。
葉水なども行い、用土はやや湿った状態を保つ。
水やりの際には挿し穂を動かさないようにするために
ホースなどから上から水を掛けず。
用土付近からゆっくりと少しづつ水を流し込むようにする。
6月~8月の適期に挿す場合約2~3ヶ月程度で発根して
挿し木が成功する。
クチナシ 挿し木 成功
数か月ほどしたら、クチナシ挿し木したものの周りを
割りばしなどで小さく穴をあけて確認します。
根が充実して出ている場合は挿し木の成功。
挿し木したものから3年後には花が咲きます。
挿し穂から発根されて成功した場合でも
まだ根が少ししか出ていない場合は
植え替えの様子をみます。
クチナシは水枯れには弱くとくに7月~9月ごろの
高温の時期には植え替えを控えます。
クチナシは害虫が付きやすく、やや弱い所が
あるので挿し木が成功しても
注意しておいたほうがいいです。
竹作酢あたりで葉全体に害虫予防しておくのが
手軽です。
TAGS:挿し木, 挿し木 成功, 挿し木 時期, 発根, 育て方
クチナシの挿し木やり方や時期と同じカテゴリ
クチナシ 値段