ツルコケモモ クランベリー

学名 Cranberry.
属名 スノキ属
原生地 アメリカ北部
幹、茎の形状 茎はつる状で這い、細く黒っぽい茶色
葉の形状 緑、小さい楕円形
種、果実、花 直径5mm~数センチほどの大きさ、赤い
類似
殖やし方 株分け

 

ツルコケモモ(Cranberry.)はツツジ科スノキ属の常緑低木、樹高20cm前後で低い生垣
などとしても利用できる。
日陰を好む、耐寒性がかなり強く-40℃以下でも耐えることができる。
北海道から沖縄、までの日本全国で育てる事ができる。関東より北の地方の方が
栽培には適している。
結実までは2年程度で果実を実らせる。

クランベリーは同じ植物の総称
ツルコケモモはその中の種類の一つ

 

ツルコケモモの育て方、3月

植え付けを行う、地植えにする場合は3月に植えつける。
ツルコケモモは酸性の用土を好むので土壌酸度を、苦土石灰などで適切に調整する。
寒さにはかなり強いが夏の暑さにはやや弱いので日陰になる風通しの
良い場所に植え込む。
鉢植えの場合、ブルーベリー用の用土に植え込むと良い。

 

ツルコケモモの育て方、5月

剪定は花芽をつけてない枝のみをカットするように気をつけて行う。
よく枝分かれして、株が混み合い夏の暑さで中心部の方から枯れてくる可能性が
ある。風とおしをよくするように中心部の枝を比較的多く剪定するようにする。

 

ツルコケモモの育て方、9月下旬~11月上旬

この時期にツルコケモモの果実が熟してくる。
果実の黄色い部分がなくなり、完全に赤くなって少しやわらかくなったら
収穫を行う。日持ちがよく長期保存が可能なのでじっくりと果実を味わう
事が出来る。
冬の時期には鉢植えでも戸外で十分な寒さに当てる。
(おそらく果実を結実するにはブルーベリーのように
ある程度低い温度の休眠期が必要だと思われる)

 

ツルコケモモにつく病害虫
ハマキムシ類 5月下旬~7月上旬
カイガラ虫 5月中旬

ツルコケモモ、肥料
元肥、2月 有機質肥料を与える。
追肥、8月~9月 化成肥料を与える。

 

ツルコケモモの増やし方
植え替え時などに、株分けで行う。ツルコケモモは移植にはあまり強くはないので
土があまり乾燥しないように、日陰になる風通しの良い場所で育てる。

 

ツルコケモモの効能

ツルコケモモの効能は以下のようなものがある。

・尿路感染症を予防するのに役立つ可能性(研究段階)

・ピロリ菌が胃の中に住みついて潰瘍を引き起こすのを減少させる可能性

・歯垢(歯周病の原因)を減らす可能性がある

効果は可能性とのことなので予防程度と
とらえていたほうが良いだろう。

 

科学的根拠
クランベリーは尿路感染症を予防するのに役立つ可能性があるという根拠もありますが、決定的なものではなく、さらなる研究が必要とされています。クランベリーは既に発症している尿路感染症の治療に有効であるとは証明されていません。
研究により、クランベリーの成分は、大腸菌等の細菌が尿路の細胞に付着し、感染症を引き起こすのを予防する可能性があることがわかっています。またクランベリーは、ピロリ菌が胃の中に住みついて潰瘍を引き起こすのを減少させる可能性があるという予備的な証拠もあります。
わずかな基礎研究の結果ですが、クランベリーには抗酸化特性があり歯垢(歯周病の原因)を減らす可能性があることも示唆されています。
NCCIHはクランベリーの研究に助成しており、尿路感染症に対するその効果をよりよく理解することを主な目的としています。ダイエタリーサプリメント室(Office of Dietary Supplements)やその他の国立衛生研究所(NIH)の機関もクランベリーの研究を支援しており、例えば国立老化研究所はアンチエイジング効果があるかどうかの基礎研究に助成しています。

出典 – https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/13.html

 

 

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