サルナシの育て方 種類

学名 Actinidia arguta.
属名 マタタビ属
原生地 日本
幹、茎の形状 つる性
葉の形状 梨に似る
種、果実、花 果実は10月~11月に熟し、美味。
類似
殖やし方 株分け

 

シマサルナシ (6)

サルナシ(Actinidia arguta.)はマタタビ科、マタタビ属の落葉つる性木本。
北海道、本州、四国、九州に分布する。雌雄異株。
樹性は強く、十分な根が張っていると1年で10m伸びることもある。

 

サルナシという名前は
サルが食用として、猿酒を造ったという事に由来している。
よく高い所の先端についているのでサルが取りやすい
実の一つだろう。

別名でハシカズラ、イカダムシビとも呼ばれている、これは
つり橋や、いかだを作るのに利用されたのが由来。

 

開花期は5月~7月、花は白色~黄白色。
果実は10月~11月に淡緑色に熟す、生色すると甘酸っぱく美味。

葉は緑色で、マタタビ、ミヤママタタビに比べてわかりづらいが
葉柄が赤いのと、葉の形が梨ににるので他の野草とは見分けがつく。
近縁種のシマサルナシは葉の裏が白く、ウラシロマタタビは葉の裏が
粉を帯びたような白色になる。

 

 

サルナシの種類

シマサルナシ (4)

 

近縁種も含まれています。

 

マタタビ

マタタビの木 野生 葉の白化

葉の先端部か全体が白くなる。

 

ミヤママタタビ

ミヤママタタビの葉

葉の先端部か全体が白から紫紅色になる。

 

サルナシ

葉は白化しない、葉は緑色。花は白色から黄白色。
実に毛はなく、緑色。

 

 

シマサルナシ

シマサルナシ (1)

実は茶色で、毛がかなりありキウイにかなり似ている。

 

 

ウラシロマタタビ

葉の裏が粉白色になっている。

 

 

サルナシの育て方

 

植えつけ方

5月~6月が適季、鉢に根が張り鉢底から根が出て、根づまりを
起こしそうになると、植え替える必要がある。
鉢から根ごと抜き出した後、根を痛めないように
用土を1/3程度落とし、1回りサイズが大きい鉢
植え替えるか、株分けを行う。
鉢底には少量の鉢底石を入れて、水はけの良い用土で植え替えを行う。
用土の配分は、赤玉土:6 腐葉土:4

サルナシはよく山林の中などに自生し半日陰を好む植物なので
半日陰で育てる。特に夏場には強い日光には長時間当てないようにする。

水やり

4月~9月は水やりの頻度を多めに用土が乾いたらたっぷりと水を与える。
冬期は水やりの頻度を少なめに行う。

肥料

5~9月の間に有機質肥料を2ヶ月に一度用土の2、3箇所に施す。
有機質肥料は埋め込んだほうが効果が出るので用土に埋め込む。
さらに良く成長させたい場合は、規定量に薄めたハイポネックスなどの液肥を
2週間に一度与える。

増やし方

植え替え時に株分けで殖やす。

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