ジャボチカバの育て方

学名 Myrciaria cauliflora.
属名 キブドウ属
原生地 ブラジル南部
幹、茎の形状 それほど太くはならない、野生のものは樹高15mになる。
葉の形状 厚さは薄く、緑色。
種、果実、花 花は白色で、幹に直接開花する。果実は幼果は黄緑、熟すと濃紫色。
類似
殖やし方 挿し木

 

 

ジャボチカバ 全体

ジャボチカバ プレート

ジャボチカバ(Myrciaria cauliflora.)はフトモモ科の常緑高木
ブラジル南部の原産。

直接幹に、直径2cmぐらいの濃紫色の果実がつく。
この果実がつく姿がユニークで結実してくる過程はおもしろい。
果実は皮のままで生食することができ。ブドウとリンゴをあわせ持ったような味はまろやか。

ジャボチカバは日持ちがしないので店で買えなく、自家栽培でしか果実が楽しめない。
耐寒性があり、-1℃まで耐えられる、本州の暖地であれば
地植えすることも可能。

 

種類

四季を通して果実を収穫できる大葉系と、年2回果実を収穫できる
小葉系のものがある。

ジャボチカバ アッスー 果実がイチジクぐらいの大きさになる。

 

 

 

冬 1月~3月

 

剪定を行う時期、ジャボチカバの実をならせるには幹を太くさせるのが重要

 

太いジャボチカバの幹

ある程度になるまで極端な剪定は行わない。樹高が2mを超えたあたりで剪定を
行いはじめる。

ジャボチカバ 細い枝

ジャボチカバの細い枝には花がさかないので、細い枝が
多くなっている部分は適度に剪定を行う。

 

ジャボチカバの剪定方

枝の先端には果実がつきづらいので
2m以上伸び、花芽、実のついていない部分まで
剪定していく。

養分がとられ実つきが悪くなるので、幹を植え込んでいる
地表のあたりから
生えているひこばえ(根元から生えてくる若芽のこと)が出るので、すべてカットする。

オリーブ ひこばえ

(ひこばえ参考 画像はオリーブのもの)

 

春 4月~5月

 

ジャボチカバの植え付けの時期、この時期には小さい株のものは植え替えを行う。
通気性のよい用土に植え込み、日光の良くあたる場所で育てる。ジャボチカバは根を
よくはらせるので根がはっている株は、一回り大きい鉢に植え替える。

 

夏秋 5月~10月

 

開花しているジャボチカバ

この時期に開花する、ジャボチカバは条件のよい環境であれば年に2~4回結実する。
人工授粉せずにもよく実が結実するので、人工授粉は不要

5月~8月に、挿し木で増やす。太い枝を穂木にしたほうが
発根しやすく、成長も早い。

果実が濃紫色になったら収穫する。日持ちが悪いので早めに食べると良い。
利用方法は、生食またはジャムに出来る。

肥料の与え方
4月~10月の時期に2ヶ月に一度、肥料を与える。果実が結実しはじめると
多めに肥料を与える。

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