オリーブの挿し木 時期やペットボトル方法
学名 | Olive |
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属名 | オリーブ属 |
原生地 | 地中海地方 |
幹、茎の形状 | 木質 |
葉の形状 | 小さい長楕円形 |
種、果実、花 | |
類似 | |
殖やし方 | 挿し木 |
オリーブは地中海沿岸地方が原産の常緑樹、葉は対性で表面が濃いグリーンで
裏面は主に灰白色をしているが、これはオリーブの品種によって個々に異なる。
オリーブは常緑樹で冬でも枯れない事や、樹形が美しいことから観賞用としても日本の
多くの庭や建物に植えられている。
建売の家の庭などに植えられていて一般的な現代の家デザインにマッチしているような樹形。
種類はかなり多く、植物を育てるのが初めての方でなくても
一目見ただけではわかりづらく
よく品種を確認してから購入したほうが良い。
オリーブは葉である程度種類は見分けられる。
オススメは樹形が真っ直ぐに伸び、なおかつ風で倒れにくい「シプレッシーノ」。
横に広がって伸びていかないので剪定をこまめにしなくていいので楽で
あまり巨大化せずコンパクトにまとまる品種。
他の品種では、オリーブ油用に「ルッカ」
ピクスル用に「マンザニロ」「セピラノ」などがある。
この品種は自家受粉することができないので果樹を収穫するには2種類植える必要が
ある。
オリーブは旧約聖書の「ノアの方舟」の話にも
出てくる植物。
オリーブの花言葉は
旧約聖書のノアの方舟の話が由来となっているようです。
エボナパの神が地上の堕落を一掃しようとして
大雨を降らせ、そのときに神にあいされたノアは方舟つくり
家族などと大洪水を逃れることができた。
雨がやんだ所ノアが鳩を飛ばした後で鳩がオリーブの
葉をくわえてもってきたので、洪水が引いたことを知り。
このことから、オリーブは平和の象徴となったようです。
古代ギリシアではオリーブは女神アテナの木であり,古代ローマではユピテルやミネルウァの木であった。旧約聖書では,ノアの洪水のあと,ハトがオリーブの枝をくわえてきたのは,平和の象徴の意味である。
出典 – 世界大百科事典第二版 オリーブ
オリーブは12月23日の誕生花で
花言葉は上の旧約聖書の話からきていて
「平和」
となります。
常緑性の果樹の中では耐寒性が強い。
オリーブは日照時間が長く、水はけのいい土質がもともとよく育成する。土質は中性~弱アルカリあたりがもっともいいので植える一週間前には苦土石灰を土とませておいたほうが良く伸びる。
他の樹木よりも比較的中性~弱アルカリを好むのでしっかりと植えこむ。
炭素病(注1)の予防は、休眠期の2月に石灰硫黄号剤10倍液を散布する。
この時期に剪定を行い、挿し木を行うと発根しやすいので剪定のついでに
挿し木する。
注1)炭素病 葉には円形ないし不正形、暗褐色の病斑ができる、植物の病気。
小さい実が多量に結実した際は摘果する。
オリーブは隔年結果の傾向があるのでしっかりと摘果して果実を多く実らせる。
これは大実を収穫できるだけでなく隔年結果の防止にも効果がある。
実をしっかりと結実させたい場合はネバティブロンコを近くに植えると良い。
ネバティブロンコは花粉が多く、受粉樹に適している。
目次
オリーブ 挿し木 時期
オリーブの挿し木がよく行われるのは剪定する時期の
2月と9月です。
オリーブ 挿し木 2 月
充実した前年枝をさす2月中旬の春ざし。
オリーブは発根するまでに時間をようすることも
あり、2月ごろにすると発根と同時に
成長期になりそのままスムーズに成長していきやすい。
問題はこの時期にやると水を切らせることも多い。
管理が長く外は寒いので面倒になる人も多いはず。
日向で管理する。
風当りの強い場所では管理しない。
オリーブ 挿し木 9 月
9月の秋ざしと呼ばれます。
9月の最初の頃はやや気温があるので
用土の水枯れしないようにして管理します。
雑菌が増えにくい地熱が25度前後に保たれやすい
ので、おすすめできます。
半日陰で管理する。
風当りの強い場所では管理しない。
オリーブ 挿し木
オリーブの挿し木は簡単かといいますと
発根剤(メネデール・ルートン)を利用すると多少はましには
なりますが、そうでない場合はそこまで
簡単というわけではありません。
剪定して多量の穂木をさしても多くのものが
成功することはなく失敗することも多いです。
オリーブ 挿し木 発 根 率
かなりいろいろな庭木の挿し木を試してみましたが
発根率は他の成功しやすい庭木と比較しても、それほど
高くはないかと思います。
例えば、つきやすいイチジクやバラなどと比較するとかなり低い。
ただオリーブよりもつきにくい庭木もよくありますので
そこまで低いというわけでもないです。
挿し木の発根率は穂木やが重要で、事前につきやすいように
養分を管理されていたかなども関係してきます。
他には用土の水分や地熱など。
オリーブ 挿し木 土
切り口から雑菌が混入することで失敗する場合も多いので
通気性、排水性、保湿性がよく雑菌がない清潔な用土を利用する。
オリーブの品種にもよりますが、弱酸性の鹿沼土がおすすめです。
栃木県鹿沼地方から産出される弱酸性、多孔質で保水性通気性はいい。
水分がなくなると白っぽくなるのでわかりやすい。
用土の大きさは穂木にもよりますが、一般的な細い穂木を使うのであれば
小粒が良いです。
オリーブ 挿し木 方法
穂木を採取するまえに穂木への養分蓄積
採取前に何週間かかけてリン酸、カリウムを多めに与える。
齢が若く、用土に近い部分の穂木として利用する。
上記したような穂木の部分を、剪定バサミなどで斜めに鋭角に8cm~12cm程度に切り分ける
用土に挿す部分の葉はすべて落とす。
葉は3~4枚残し半分だけカットする。
おそらくほとんどのもの新しい芽がでる途中で葉が枯れ落ちます。
発根剤(メネデール・ルートン)を使用し新品の無菌の用土に植える。
朝だけ日があたるような日陰の風とおしがあまりない場所管理して十分な潅水を行う。
鹿沼土の用土の色が白っぽくならないように。
オリーブ 挿し木 枯れる
よく失敗の原因となりそうなのは
切り口に雑菌をつける
新品の用土をつかわなかったり。
水やりの際に汚い水をつかったりした場合に
切り口から雑菌が入り穂木が枯れます。
水分を枯らせる
直射日光のつねにあたる場所におき管理する。
風の当たる場所におき管理する。
成功したと見えて、よくありがちなのは穂木の養分だけで
新芽が成長するといった場合です。
この場合は太木でないと枯れる場合が多いです。
メネデールやルートン
オリーブはそこまで発根率が高くない庭木で
挿し木を行うにはメネデールやルートンを使うのは
かなりおすすめです。
使い方は簡単で、水で薄めてオリーブの穂木の切り口に塗るだけと
いうお手軽なものです。
特に大量に挿し木を行う場合の、発根率を上げる場合
には使っておくとよいです。
オリーブ 挿し木 太 木
これは何度も行っていますが、穂木の状態からいろいろな
状態になります。
かなり太いものでも挿し木の穂木として使うことは
可能でその後の成長率が高いので素早く伸ばしたい人は試して
もいいかと思います。
この太木をさしたもののかなりよくある失敗のパターンは穂木の養分だけで
新芽が成長するのですが、その場合でも根が発根していないと
いうこともあります。
太木の場合発根するのに時間がかかることも多いです
半年~1年程度。
挿し木として使えるのですが、なかなか発根しないことも
おおいので太木の挿し木する場合、上記したメネデールやルートン
を使う。
オリーブ 挿し木 ペット ボトル
オリーブの挿し木にペットボトルをつかったもので
密閉挿しというものがあります。
これは挿し木の障害ともなる水枯れをなくしやすい
やり方です。
穂木を取る場合は葉は半分きるのでなく
残しておきます。
オリーブ 挿し木 密閉 挿し
ペットボトルを半分にきって、下の方に新品の用土と
水を少量いれます。
無菌の用土でないとかびやすいので注意が必要。
そこに穂木を挿して。
上の方のペットボトルをかぶせてふたをします。
密閉状態にして保水性を上げる方法です。
オリーブ 挿し木 ペット ボトル 水 やり
穂木をぐらつかせないようにゆっくりと
たらせるように
水やりを行い用土が乾燥しない状態を保ちます。
水はしたの方に少したまっている程度で
問題はありません。
オリーブ 挿し木 成功 植え替え
発根の状態にもよるが細い枝の場合、約2、3ヶ月程度で新しい芽が
伸び始める。
穂木の近くの用土をすこし掘ってみて、根が出ていると
鉢などに植え替える。
根がすくない場合はある程度の期間を置く必要があり。
この際に植え替えの際に枯らせることが多いので1年程度は
そのままに充実した根を出してから春先に植え替えるのがおすすめ。
ひこばえで増やすという簡単な方法もあります。
詳しくは
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