ヒメツルソバ 植えてはいけない?

 

日本にはロックガーデン用として
明治期に導入されたもので小さい丸いピンク色で金平糖のような花が特徴の草花です。
ヒメツルソバは成長するときにつるを伸ばし、他の植物や物に絡みついて成長します。

ヒメツルソバは庭や公園などで観賞用として栽培されることがありますが、日本ではよく野生でも見ることができます。
観察すると、かなり色々な場所でみられることもあり、意外な場所でということもあります。

 

ロックガーデンとは

ロックガーデンは、主に岩や石を使って作られた庭園のスタイルです。一般的に、山岳地帯や乾燥地に見られる自然環境を模倣することを目的としています。

ロックガーデンは、特に植物が生育しにくい場所や、風景の一部として美しい要素を追加するために作られることがあります。岩や石を配置することで、地形や地表の変化を表現し、自然な雰囲気を醸し出します。

植物の選択もロックガーデンの重要な要素です。多くの場合、耐乾燥性のある植物や、岩や石の間に生育することができる小型の植物が使用されます。これにより、岩や石と植物が調和した美しい景観が作り出されます。

ロックガーデンは、観賞用の庭園だけでなく、生態系の保全や環境改善のためにも利用されることがあります。特に、乾燥地域や山岳地帯の生態系を再現するために、ロックガーデンが作られることがあります。

ロックガーデンは、美しい景観や自然の要素を楽しむだけでなく、庭園のデザインや植物の配置など、創造的な要素も含まれています。さまざまなスタイルやテーマで作られることがあり、個々の趣味や好みに合わせてカスタマイズすることができます。

 

 

コンクリートの壁で育つヒメツルソバ

ヒメツルソバはもともとはヒマラヤ原産であり
山岳地帯にある植物なので、ロックガーデンの一部として
使用されることがあります。
そのつるが岩や石にからまり、自然な風景を演出します。
ヒメツルソバの繊細な花が、岩や石とのコントラストを生み出しやすいです。

日本の路地でもこんな所でも育つのかと思えるような
場所にまでも見かけます。
ヒメツルソバが過酷な環境下で育成できるということも
植えてはいけない理由につながります。

 

5月~9月の間に花をさかせますが
その咲いている期間も長いです。ぱっと遠くからみると、ただの小さい丸い花ですが、近くからよく観察すると細かい花びらがなかなかのものです。

購入してまだ小さい鉢植えなどで楽しんでいるような方もいるかもしれませんが。ヒメツルソバ路地植えしてはいけない
理由をいくつか紹介しておきます。

 

 

ヒメツルソバ 日陰でも育つ

 

ヒメツルソバ 日陰

 

日向であれば雑草のように伸びているようなヒメツルソバを見かけたことも
あるひとも多いのではないのでしょうか。

ヒメツルソバは日があたらない場所でも容易に育つ植物です。
以下のような理由から日陰の薄暗い場所でもどんどん容易に増えていきます。

 

根の特性

ヒメツルソバは浅い根を広範囲に張り巡らせることによって持ち、地上部からの水分や栄養を効率的に吸収することができます。

また、地下の根が地表に広がることで、水分の蒸発を抑えることもできます。
そのため、日陰の環境でも根からの水分摂取が比較的容易であり、乾燥にもかなり強いです。他の植物とくらべても乾燥にはめっぽう強く少しの雨水だけでも十分に育ちます。

日陰でも増える

ヒメツルソバは地下茎(根茎)を伸ばして増やすことができます。
この地下茎は地下で新たな株を形成し、広がることができます。そのため薄暗い日陰の環境でも繁殖力がかなり高く、生育範囲を広げることができます。

耐陰性

ヒメツルソバは日陰の環境にも十分に適応した植物です。
直射日光の強すぎる場所では、葉がチリチリになり萎れたように痛んでしまうことがありますが、それでも十分に育ちます。

日陰ではそのような問題がないため、良好な状態を保ち育成することができます。

 

単に日陰で育つだけだあるのであれば特に
植えてはいけない理由にはなりませんが、
「日陰でもよく育ち、なおかつ増えやすい」という所が問題です。
知らぬ間に日陰の所で新しい株ができていて
増えてしまうのが問題となります。

 

 

 

ヒメツルソバ 毒性

ヒメツルソバ 毒性

 

ヒメツルソバが雑草のように
庭などに生えてきたのなら
毒性が含まれているか気になると思います。
とくに日陰でヒメツルソバが多数生えてきたら、危険そうという
見た目からすぐにどうにか処理したいとも思えますね。

ヒメツルソバはタデ科の植物で
同じ科のタデ科の植物には毒性のものが
あります。

タデ科植物でシュウ酸含有量が高いものが問題のようです。
ハーブ等にもあり大量に食べることによってかなり危険なものもあるよう。
あくまで食べることによってです。

以下 wikipedia シュウ酸 摂取 より

過剰なシュウ酸摂取は一部の結石の原因になるとも考えられている。水溶性のシュウ酸の除去には調理で茹でることで減少させることが可能。また、カルシウムを同時に摂取するとシュウ酸がカルシウムと腸内で結合しシュウ酸塩となり体内に吸収されにくくなる。

血液中ではシュウ酸はカルシウムとシュウ酸塩を形成して生体が利用可能なカルシウムの量を減らすことから、クエン酸と同じくカルシウムがないと反応が進まない血液の凝集凝固作用を阻害する。

2015年にはフィリピンのマニラでミルクティーにシュウ酸が盛られ、店主と客一人が死亡する事件が発生した(2015 Sampaloc milk tea poisoningを参照)。

 

ヒメツルソバ自体に毒性があるということはよく調べてみましたが、含まれている
ということは確認出来ませんでした。
食べるということはないと思いますが、上記した
理由から食べるのは止めておいたほうが良いでしょう。

ひとによって葉の色合いや見た目が
気持ち悪いと思う所などが毒性などを
連想させてしまうかもしれません。

 

ヒメツルソバ 増えすぎ

 

用水路沿いのヒメツルソバ

ヒメツルソバが増えすぎるというのは
植えてはいけないもっとも大きな理由のひとつです。

 

  • 匍匐性で横に伸びる事
  • 種が発芽して増える
  • 環境適応条件が広い

 

これらにより次第に急増してしていきます。

ヒメツルソバが増えすぎる理由は、以下のような理由が関係しています。

匍匐性(ほふくせい)

ヒメツルソバは匍匐性の植物であり、地上を這いながら広範囲に伸びて増えることが特徴です。
この性質により、一つの株から多数のランナー(地下茎)が伸び、新しい株を形成します。
これによって、ヒメツルソバは迅速に広がり、増殖します。

地下茎が広がることによって、一部を切り離したとしても、他の部分が残っていると枯れることはありません。

 

種の発芽

ヒメツルソバは種子をつけることがあり、これらの種子は多くが地上に散布されます。

ヒメツルソバの環境適応条件が広いので
種子は簡単に発芽し、新たな個体を生み出します。

種子は風や動物によってよく運ばれるため、広範囲に分布する可能性があります。

他人の敷地などにもかってに
種が飛んでいって発芽して増えるので
これも植えてはいけない理由としてよく言われます。

 

環境適応条件が広い

高温や乾燥に強く雑草的なところがある植物なので
放任してもまず枯れるということがなくそのまま放置して
いるとどんどん数が増えてきます。

冬も寒さにもそれなりに強く、地上部分が
枯れたとしても根がのこっていると
宿根状態となり、また春先に新芽がでてきます。

ロックガーデン用として導入されただけあって
面白いような場所も増えていることもあります。
よく見かけるのは、アスファルトの道路の端のような場所だったり。
珍しいのは水路の壁で、デコボコになっている所にも全面にビッシリと蔓延っている所を何度も見かけたこともあります。

 

環境条件が適切である場合や他の植物に対して
競争相手が少ない場合には、増えすぎになることがあります。

 

これらの要因により、ヒメツルソバは迅速に広がり、増えすぎることがあります。

ヒメツルソバの増えすぎ対策

 

増えすぎるヒメツルソバ

 

増えすぎが問題となる場合は、以下のような対策が考えられます

適切な駆除

ヒメツルソバが増えすぎる場合には、定期的な管理が必要です。

簡単には、手作業で除草することや
防草シートを利用して増殖を抑制することが有効です。
数多くなってくると面倒になるので、少ないときから行うようにします。

 

地面を覆う

地面を覆うことによって、ヒメツルソバの種子が地表に接触しにくくなります。
植物の生育を妨げるため、マルチング(防草シートやマルチシートの利用)や地被植物の導入などが考えられます。

環境整備

庭の環境条件を見直し、ヒメツルソバが好んで生育するような要素を減らすことも有効。
例えば、土壌の改良や水の管理を行い、他の背の高く増えやすい植物が競争に勝てる環境を整えることが重要です。

 

また、ヒメツルソバを育てていても
要らなくなって引き抜いたものを処分するときも放置するのはやめておいた
ほうがいいです、そこからまた増えてくることもあります。

 

高温や乾燥に強く雑草的で放任しても枯れず、さらに増えすぎるので
植えてはいけないと言えます。

 

 

ヒメツルソバ 発芽 迷惑

ヒメツルソバ 雑草のように増える

 

発芽しやすいことで雑草のような生え方もします。

 

 

種が簡単にできてこぼれ落ちる
ことで色んな場所でも
増えていってる所をよく見かけます。

 

 

あまり雪の積もらない地方では
枯れるということが少ないですが
例え冬に枯れたとしても
簡単に種がてきて、こぼれ落ちた
ものから春に発芽する
ことになります。

 

 

鉢植えであっても種などから
周りの地面に増えていくので、少し注意しておいたほうがいいです。

 

 

ヒメツルソバは迷惑とされるのは
この種が飛んでいって少し
離れた場所にでも増えていくことです。

 

 

 

ヒメツルソバ 気持ち悪い

 

 

ヒメツルソバを購入した方などは
気持ち悪いなどと言われると
気分が悪くなるかもしれませんが。

しかし、時間が経過していくとそう言う感情が
でてくることになる可能性

高い植物です。

 

これはただ単に見た目の問題だけではなく
色々な理由があります。

 

 

まず、ヒメツルソバは見た目だけを
とらえると気持ち悪いといわれるのは葉の模様などが
何か少し蛾の模様に似ている
ような所があるからかと思います。

 

ヒメツルソバ 小さい葉

ヒメツルソバは多年草です
まだ葉が小さなときはわかりづらいですがある程度成長してくると葉も
数倍ぐらいの大きさになってきて
よく模様がわかるようになります。

小さく丸い花の写真が写っている
ものが多いかもしれませんが、葉の写真も
よく見ておいたほうがいいです。

 

これが植え込んでまだ葉が小さいような
ときはまだ可愛らしくていいようなものですが。
葉が大きくなりかなりの数に増えてくると、人によってはちょっと厳しいものになってきます
大量に増えるとどうかと。

 

ヒメツルソバ 気持ち悪い

もうひとつは植える場所にもよる
かと思えますがかなり虫食いにあいます。
葉に多数の虫食い穴があきかなり見た目が
気持ち悪い
という風になります。
防虫の処理していないと蛾をよせるということにもなります。

見た目だけはひとによって気持ち悪いと感じるかどうかは十人十色でしょうが。
成長してきたあとの姿が良くないと
思うひとには植えてはいけない理由となりそうです。

 

ヒメツルソバ植えてはいけない理由 まとめ

 

理由 植えてはいけないポイント
日陰で育つため 日陰でも放置すると増えすぎる。
毒性 ヒメツルソバ自体には毒性が確認できていないが、毒性のある植物が同じ科であるため注意。
増えすぎ ヒメツルソバは匍匐性で急増してしまう。 高温や乾燥などの環境にも強く、宿根状態にもなるため、放置すると増えてしまう。
発芽迷惑 種が簡単にでき、はじけて発芽しやすいため、雑草のように生える。
蛾に食われやすい 日陰でも育ち蛾にかじられやすく、虫食い穴ができやすい。

 

 

 

 

そういえば、葉の見た目がよくないという方は葉に白い斑入りのものも
あるのでそちらのほうが良いかと思います。ポトスみたいな斑入りのものが
あります。

グランドカバーの植物であればクリーピングタイムと
いうのも花がなかなか良いかと、こちらは
タイムなのであまり虫には食べられることはないのでそこそこ
よさげです。

 

 

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